2019年 1月 18日 (金)

まとめサイト拡散「超絶ブラック社訓」→実はネタ 取材に爆笑「もちろんジョークです」

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   大阪市内の飲食店に貼り出された「社訓」が、インターネット上で話題になっている。一部のまとめサイトが「ブラックすぎる」などと取り上げたこともあり、店を批判するユーザーが相次ぐ騒ぎに発展したのだ。

   だが実は、この「ブラック社訓」は、店側のジョークだった。

   オーナーの女性がJ-CASTニュースの取材に、「居酒屋のトイレによくある貼り紙を、面白おかしくパロディーしただけ。これが『大阪の笑い』ですよ」と大笑いしながら明かしたのだ。

  • 話題の「ブラック社訓」(提供写真)
    話題の「ブラック社訓」(提供写真)
  • 店のトイレには、似たような「心得」が他にも…(提供写真)
    店のトイレには、似たような「心得」が他にも…(提供写真)

「熱があろうとも這ってでも出勤すべし」!?

   話題の貼り紙は、あるツイッターユーザーが2018年7月28日に「大阪のとあるお店のトイレに社畜社訓が貼ってありましたので共有します」として紹介したものだ。全部で10項目の心得が記されていて、いずれも極めて「ブラック企業」的な内容だ。

   投稿者が紹介した社訓の写真を見ると、まず目を引くのが「熱があろうとも這ってでも出勤すべし」「遅刻は10分で1000円の罰金」といったルール。そのほかにも、

「有給なんていらない。身体がなまるから」
「上司の指示は神の指示」
「心なんか捨てろ、折れる心が無ければ耐えられる」

といった前時代的な心構えがズラリと並んでいる。

   こうした貼り紙の内容をめぐって、ツイッターやネット掲示板には「酷すぎる」「絶対に許せない」といった怒りの声が続出。さらに一部のまとめサイトが、

「ガチブラックな社訓が発見される」
「【衝撃】とんでもなくヤバイ社訓が発見される...」

などと煽るようなタイトルで紹介したことで、この「社訓」はネット上で大きな注目を集めることになった。

「ほとんどのお客さんが笑ってくれます」

   この貼り紙を掲出していたのは、大阪市のJR野田駅近くにある飲食店。J-CASTニュースが31日、オーナーの女性に上述のような社訓は本当なのかを聞くと、

「もちろん、ジョークで貼っているものです。こんなとんでもない社訓、うちが本当に使っているわけないですよ」

と大笑いしながら説明。続けて、店のトイレには似たような貼り紙をいくつも貼っているとして、次のように語った。

「居酒屋のトイレって、ああいう『社訓』『心得』をマジメに書いた貼り紙がよくあるでしょ。それを、面白おかしくパロディーしただけです。まあ、『大阪の笑い』ということです。さすがに、ネタだと分かってもらえると思っていました」

   話題の社訓は、ネット上で見つけた画像をプリントしたものだという。客の反応について尋ねると、「ほとんどのお客さんが笑ってくれますよ」としたうえで、

「ビジネスマンのお客さんの中には、『あの社訓を見たら、ウチの会社がマシに見えてきた』と面白がってくれる人もいる程です(笑)」

としていた。

   もちろん、当初から店側の「ジョーク」だと気付いていたネットユーザーも多かった。なかには「元ネタ」を指摘する書き込みも複数あり、それによると、この貼り紙は北川恵海さんの同名小説が原作の映画「ちょっと今から仕事やめてくる」の作中に登場する社訓と全く同じものだという。

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