2018年 11月 16日 (金)

「奈良判定」やめて「山根マジック」に 志らく「奈良の人がかわいそう」

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   奈良県の選手に有利なジャッジが下るとする「奈良判定」という表現は止めて、これからは「山根マジック」に――

   日本ボクシング連盟の山根明会長をめぐり、不正判定などがあるとして告発した関係者が、「奈良の選手に申し訳ない」として、不正判定の別名の名称変更を提案した。

  • 山根会長による「ご挨拶」(画像は日本ボクシング連盟サイトより)
    山根会長による「ご挨拶」(画像は日本ボクシング連盟サイトより)

「選手は全然関係なく、かわいそうなんで...」

   連盟の助成金不正流用や不正判定を告発した「日本ボクシングを再興する会」の鶴木良夫会長は2018年8月6日、情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)に出演し、不正判定の別称について、今後は「奈良判定」という表現は止め、「山根マジック」に変える考えを示した。

   奈良判定とは、山根会長が奈良県ボクシング連盟会長だった過去を踏まえ、奈良県の選手に有利な判定をする慣例のこと。「再興する会」が行った告発内容にも、奈良県の選手が2度ダウンしたにもかかわらず判定で勝利した事例が含まれており、こうした不正判定が「奈良判定」と言われていた、と何人もの関係者が各メディアに証言している。

   しかし今回、鶴木会長は「奈良判定という表現を謝りたいと思います」とした上で、

「奈良の人たちに申し訳ないと思っています。今後は『山根マジック』に変えていただきたいと思います。選手は全然関係なく、かわいそうなんで...」

との考えを示し、メディア側にも協力を求めた。

   「奈良判定」を巡っては、山根会長の意に反する判定を出したレフェリーが、交通費も支給されずに帰宅させられた、とする証言もある一方で、当の山根会長はメディアの取材に対し、「話を作ってる」「ありません」と、その存在を否定している。

「山根判定とかでいい」

   「奈良判定」という表現では奈良の選手がかわいそう、という議論はこれまでにも出ていた。2日には、『ひるおび!』(TBS系)に出演した落語家の立川志らくさんが、

「奈良判定っていう言い方もイヤですね。奈良の人がかわいそう。山根判定ですもんね」

と指摘していた。同じ2日には、朝日新聞(デジタル版)が「『奈良判定』疑惑、戸惑う奈良選手 『試合に影響出る』」との記事を配信していた。

   ツイッターでも、これまでに「かわいそう」論が浮上していた。

「奈良判定って奈良県が可哀想...他の名称考えた方がよくね?」
「奈良判定じゃなくて山根判定って言えよっ。奈良の人が可哀想じゃないか」

といった具合だ。今回の鶴木会長による名称変更提案を受けて、

「(名称を)変えるのはいいと思うんだけど、山根マジックっていうネーミングはどうもね...山根判定とかでいいのに」

という声もあがっていた。

   今後、「山根マジック」という表現が、「奈良判定」に替わって根付いていくのだろうか。鶴木会長の指摘とは異なり、「山根判定」という言葉が使われる余地もありそうだ。

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