報ステがトランプ発言で誤訳?「メディアを国民の敵と呼ぶ」は「英語音声と違う」との指摘
2018.08.21 13:12
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テレビ朝日の言い分は
そして、「自分に批判的な報道をフェイクニュースと決めつけて批判してるわけだから 必ずしも間違ってはいない」「フェイク=メディアと理解しているので訳が違っていても違和感はない」と報ステに理解を示す向きもあった。
しかし、疑問や批判は多く、「発言の引用部分を意訳してはいけない」「要人発言の翻訳と報道は、自己の解釈を入れずに正確に。言いたいことがあれば、別途解説をすれば済むこと」といった指摘が出ている。
TBS系報道番組「サンデーモーニング」では、8月19日の放送で、トランプ大統領の考え方について、「メディアは『国民の敵』」とパネルで紹介した。しかし、演説の発言については、トランプ氏が「フェイクニュースは『国民の敵』だ」と言ったとテロップで流していた。
テレビ朝日の広報部は21日、取材に対して、次のようにコメントした。
「トランプ大統領は演説や記者会見、ツイッターで『フェイクニュース』を報じている主体として、一部を除く大半のメディア、報道機関を繰り返し批判していて、その際には『The Fake News』という言葉を『トランプ大統領にとってのフェイクニュースを報じるメディア』という意味で使っています。今回の発言も『The Fake News』という言葉を使っており、こうした状況を勘案して『メディア』という翻訳にしたものです」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)