2018年 9月 23日 (日)

久保建英、いきなり大活躍! 「FC東京出てよかったな」の声にワケあり

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   日本の「至宝」が新天地で躍動している。横浜F・マリノスのFW久保建英(17)が、加入直後に出場した2試合でいきなりアシストとゴールをそれぞれ記録した。

   するとやり玉にあがったのが、移籍元のFC東京だ。今季リーグ戦では先発なし。ベンチ外の日々も長かった。それだけに、まるで枷が外れたような活躍には、インターネット上で「よかったなFC東京から出られて」と皮肉ともとれる声が目立つ。一方で「東京が批判されてるけどそれは違うと思う」との向きもある。

  • 久保建英(横浜F・マリノス公式サイトから)
    久保建英(横浜F・マリノス公式サイトから)

16日移籍、22日アシスト、26日ゴール

   久保は2018年8月27日のJ1第24節・ヴィッセル神戸戦(2-0)に先発。結果を出したのは後半11分だ。センターサークルで縦パスを受けると、ドリブルで持ち込んで右サイドのMF松原健へ展開。パスの後で最終ラインの前の空いたスペースに走りこんだ久保は、グラウンダーのクロスを冷静にトラップ。シュートコースを塞がれる前に無駄のない動きでシュートし、ゴール右隅に突き刺した。

   J1リーグ戦初ゴールとなったが、横浜FMには16日に移籍したばかり。19日の第23節・鹿島アントラーズ戦(0-1)はベンチ入りのみで出場なく終わったものの、22日の天皇杯4回戦・ベガルタ仙台戦(2-3)は先発出場。すると、右CKの流れからニアサイドにふわりと放り込んだ技ありクロスで、DF畠中槙之輔のゴールをいきなりアシストした。そして、J1初ゴールを決めた神戸戦はこの4日後、まだ横浜FMでの出場2試合目だ。

   横浜FMは降格圏の16位と勝ち点1差の15位に低迷している。名門バルセロナの下部組織で育った若き才能が躍動しはじめたことで、ツイッターやネット掲示板などでは早くも、

「久保くん流石のトラップ技術、、マリノスの救世主となるか」
「久保くんのシュート何回見ても震える。マリノスの救世主はあなただよ」

と大きな期待が寄せられている。

   同時に言及が目立つのが、

「やっぱFC東京行ったのが失敗やったんやなって」
「よかったなFC東京から出られて」
「久保がマリノスで活躍してるからFC東京の育成下手にさらに磨きがかかったな」

と、移籍元のFC東京を揶揄するような声だった。

「彼の力が出しやすい」チーム

   今季FC東京でのリーグ戦は、15日の22節までに出場わずか4試合、それもすべて途中投入だった。最後の出場は4月14日までさかのぼる。一方の横浜FMでは、神戸戦後に「移籍してからいいことずくめ」と久保本人が語ったように、早くもチームにフィットしている印象もある。

   いきなり活躍できている要因について、元日本代表FWの福田正博氏は、27日放送の「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)で、

「久保建英はボールにたくさん触ってリズムを作る選手。移籍して、横浜F・マリノスはたくさんボールを触れる攻撃的なチームなので、彼の力が出しやすい。これからどんどん活躍するのではないか」

とチーム戦術との合致をあげている。

   久保は神戸戦、3-4-2-1の2(いわゆる2シャドー)の位置で出場。中盤の選手がボールを奪うと、ゴールシーンのように縦パスを受けられるポジションに移動し、相手を引き付けながらサイドや前線に展開する動きは、ミスもあったものの繰り返し試みていた。

   横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督がめざすのはボール支配率を高めながら攻めて出る、いわゆるポゼッションサッカー。もとより高いテクニックを持ち、「ボールにたくさん触ってリズムをつくる」タイプの久保がマッチしやすいであろうことは、各所で指摘されている。

   一方のFC東京・長谷川健太監督は、フィジカルとスピードを駆使して一気に点を取るサッカーが主体。屈強な肉体で得点ランキング3位(12点)に立つFWディエゴ・オリヴェイラや、俊足FW永井謙佑といった選手を攻撃の軸としている。フォーメーションもトップ下を置かない4-4-2が主体。久保のように最前線から少し引いた位置で組み立てる選手は「合わない」という声は、かねてから出ていた。

中島翔哉もFC東京出身

   こうしたチーム事情もあり、ネット上ではFC東京に対する批判に呼応するように、

「東京が批判されてるけどそれは違うと思うな。監督との相性ってあるよね」
「久保とFC東京のスタイルが合わないだけで監督批判はいかなるものか」
「戦術にマッチしない選手だった で、本人から移籍したいとの申し出、飼殺しではなく、容認 良いじゃん、問題なし」

と、同クラブに理解を示す声も少なくない。

   ただ、「育成」という点ではなお厳しい声がある。ポルトガルリーグ・ポルティモネンセのFW中島翔哉(24)もFC東京出身。17年まで過ごしたが途中出場が多かった。それが17-18シーズンに渡欧すると初年から10ゴール12アシストを記録する大爆発、18年3月には日本代表にも召集された、という例もある。チーム戦術と合わなかったといえばそれまでかもしれないが、「FC東京は中島もそうだけど若手を活躍させられないクラブなのかな?」といった声も漏れている。

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