2019年 6月 26日 (水)

台湾「総領事」自殺の背景 中国報道きっかけにバッシング、しかし...

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   台風21号の影響で関西国際空港に外国人を含む多くの利用者が取り残されたことが問題化する中で、台湾の外交官が自殺した。関西地区で台湾人を支援する立場の、窓口機関のトップを務める人物だ。

   台湾当局は自殺の原因を明らかにしていないが、台湾メディアは、中国が迅速に対応したのに対して台湾の対応が遅れたとされ、批判が相次いだことが背景にあるとの見方を報じている。中国側の対応を示すエピソードのひとつが「中国の総領事館が関西空港までバスを派遣し、中国人旅行者を救出した」というものだ。ただこれは事実と異なる。誤解や誤報に基づいた批判が自殺の一因になった可能性も浮上している。

  • 自殺した台北駐大阪経済文化弁事処の蘇啓誠処長。遺書には台風の対応をめぐり「批判を受けたことを苦にするような内容」が書かれていたという(2012年撮影)
    自殺した台北駐大阪経済文化弁事処の蘇啓誠処長。遺書には台風の対応をめぐり「批判を受けたことを苦にするような内容」が書かれていたという(2012年撮影)

遺書には台風の対応めぐる「批判を苦にするような内容」

   台湾当局の外務省にあたる外交部は2018年9月14日、台湾の窓口機関にあたる、台北駐大阪経済文化弁事処の蘇啓誠処長(61)が同日朝に自殺したと発表した。外交関係があれば、総領事にあたるポジションだ。蔡英文総統も、フェイスブックにお悔やみのメッセージを発表した。

   蘇氏は1991年に外交部に入り、大阪大学に留学していたこともあって、対日関係の部門を歩んできた。2018年7月に那覇から転勤してきたばかりだった。

   台湾当局は自殺の原因を明らかにしていないが、台湾メディアは台風への対応が背景にあるとみている。NHKが関係者の話として伝えたところによると、大阪・豊中市内の自宅には家族にあてた遺書が残されており、

「関西空港が閉鎖され、台湾の人が取り残された際の対応について、批判を受けたことを苦にするような内容」

が記されていたという。

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