2024年 4月 16日 (火)

社員のキャリア形成 模範企業10社を厚労省が表彰

提供:厚生労働省

坂爪教授が総括で4点指摘

   パネルディスカッションの総括として、坂爪教授は4点を指摘。第1に、「従業員を育成する立場の人、学びを提供する人も同時に学び続けなければいけない」と、教える人も常に上手になっていかなければならない点を強調した。次に、「自社という壁を越えたキャリア支援」。学習のリソースは社外にあっても良いという点を指摘した。

   3点目は、「『働き方改革』を実行した結果、時間が空くが、その空いた時間をどう学習に結び付けていくか」。その時間の活用の仕方を従業員に示していくべきであると指摘。最後に、「『One on One』をいかに実現させていくか」。従業員が「私は会社について本音で話せる」という関係性を作ることが自律的なキャリアの土台になると指摘。その話す対象が誰になるか(社外のコンサルタント、社内の上司、上司以外)は各社異なるが、必須のことになるであろうと語った。また、「今大事なことは何なのか?」を受賞された企業は常に考えており、そうした事が今回の受賞に繋がったのではといった説明もあった。こうしたやりとりに来場者は熱心に聞き入り、大変盛況なパネルディスカッションであった。

●受賞した企業はつぎのとおり

姉妹サイト
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック