2020年 10月 27日 (火)

福岡市は「アジアでいちばん幸せ」な街になれるか 高島宗一郎市長インタビュー

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「アジアのリーダー都市」の本当の意味

―― 福岡市は「アジアのリーダー都市」になることを目標として掲げています。著書では、エストニアのe-residency(あらゆる手続きを電子化する)へのシンパシーや、ポートランドの「ちょうどいい」(moderate)感へのあこがれも明かされていますが、「アジアのリーダー都市」とはどういうものなのか、もう少し具体的に教えてください。「これが完成形」といったイメージはあるのでしょうか。

高島: 一言で言うと、そこに住んでいる人が「アジアでいちばん幸せ」だと思える都市です。そのために必要な条件を考えると、「人」「環境」「都市活力」の3つだと思います。かつては「高いビルが建っているところに行くのが憧れ」だという時代もありましたが、もうそういう時代ではなく、自然や食物の安心、空気の良さも重要視されている。そうかと言って山奥に行けば収入が下がるので自己実現ができない。
文化や「つながり」が大事になっていく中で、この3つが高い次元で調和できるような都市を目指しています。みんなが今から住みたいと思うんですよね。だから、「アジア」ってつけているのは、福岡がアジアに近いから「アジア」と言っていますが、世界の市民が今から住みたいって思えるような街をいっしょにつくっていこう、というのがゴールです。ですから、例えば「スマートシティになったらみんなが幸せになる」わけではなく、ゴールとして「こういう街になればいい」ということあるわけでもなく、その方向に向かって変わり続けるという希望がみんなを幸せにしていくんじゃないかと思います。そんな街をいっしょにつくっていこう、私たちはそんな街の住人になれる、そういう方向に向かって努力をしているときがいちばん幸せなのではないでしょうか。だから「リーダー都市」というのは、決して1番になった状態を指すことではなく、その目標に向かってほかの人がまだ歩んでない道に最初の一歩を踏み出していく、そういった価値観を作り出していく都市です。福岡はそういう価値観を作っていこうという、チャレンジャーでありたいです。

―― 「完成形」というものは存在せず、いつまでも成長は続く、ということですね。

高島:(バルセロナのサグラダ・ファミリアが代表作の)ガウディですね。いつまでも完成はないと思うんですね。「こういう街に住んだらみんな幸せになります」という街はなくて、そこを目指して常にアップデートし続けていくことが大事です。
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