2019年 2月 22日 (金)

都立高「教師パンチ動画」で「切り取り」批判 テレビ局はどう報じた?

印刷
ロート製薬『セノビック』500円モニター募集!

   東京・町田市の都立町田総合高校で男性教諭が生徒に暴行した問題で、殴る様子を映した動画を取り上げたテレビ番組に批判が寄せられている。

   一部の番組では暴行シーンのみを流し、前段がなかったため、「切り取り」と感じた視聴者が少なくなかったようだ。

  • 画像はイメージ
    画像はイメージ

「ツイッターで炎上させようぜ」との声も

   都教委の職員課は1月18日、J-CASTニュースの取材に暴行の経緯をこう話す。この教諭が以前に生活指導の場でした発言について、生徒が1月15日、保健の授業で教室に入ってきた教師に怒って文句を言ったことがきっかけだったという。

   殴られた生徒は口の中を切り、左ほほを打撲するケガをした。職員課は、「生徒が先生を侮る発言をして、激高したと聞いています」と話し、この教諭は「カッとなってやってしまい、反省しています」と言っているという。高校では、対応について警察に相談しているそうだ。

   暴行の場面を撮影した動画はツイッターなどで広く拡散されている。生徒が教諭に「どう落とし前つけんだよ」「脳みそねえのかよ」と罵倒したのち、教諭が「なんだ、てめえ、この野郎!」と叫び、生徒の顔面を殴る様子が映されている。誰が話したかは不明だが、「ツイッターで炎上させようぜ」との声も含まれていた。

   動画を取り上げた一部のテレビ番組では、暴行シーンのみしか流さなかったとして視聴者からは反発も出ている。

「メディアの暴力」との指摘

   お笑いトリオ「グランジ」の遠山大輔さんは18日、ツイッターでこの件に触れ、「TVってやっぱ大分手前の事しか言ってくれない時多々あるから(時間の都合上仕方ないかもだけど)怖いね」と投稿。

   弁護士の佐藤大和氏も20日、

「先生が生徒を殴るのは絶対に良くないが、先日、自分がテレビでこの動画を見た際、先生が生徒を殴るシーンしか放送されていなかった。おそらく先生を一方的に『悪者』としたいから、意図的に生徒の暴言を編集したのだろう。もしそうであればこの行為もまたメディアの暴力では?」

とツイート。報道姿勢を疑問視していた。

各局の初報での動画の扱いは?

   J-CASTニュース編集部で調べたところ、今回の騒動を最初に報じたテレビ番組は18日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)だった。「独自ネタ」として校長へのインタビューも敢行している。件の動画は教諭が殴る直前から周囲の人物が止めに入るまでを流していた。

   学校が正午に会見を開くと、テレビ東京を除く他の民放キー局とNHKもこぞって続く。各局が最初に報じた番組はフジテレビ「直撃LIVE グッディ!」、NHK「ごごナマ」、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」、TBS「Nスタ」だったが、暴行の一部始終を紹介したのは、「Nスタ」のみだった。

   なお、SNSでは一部始終を映した動画とともに、暴行シーンのみの動画も拡散されていた。 また、"スクープ"した「モーニングショー」では、同局解説委員の玉川徹氏が「前段がわからない」として慎重な見方を示していた。

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
姉妹サイト
    loading...

注目情報

PR
J-CAST会社ウォッチ会員向けセミナー
しごとの学校
  • 「無期転換ルール」、新たな「働き方」は軌道に乗っていますか?

  • 追悼
    J-CASTニュースをフォローして
    最新情報をチェック
    電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中