2019年 11月 12日 (火)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち 
エルサレムの米大使館を見に行く

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   2018年から19年にかけての年末年始に、初めてイスラエルを旅した。何回かに分けて番外編「イスラエルで見聞きした『トランプのアメリカ』」を伝える。

   トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定宣言し、2018年5月14日、米大使館をテルアビブからエルサレムに移転した。その日は、イスラエル独立宣言の70周年記念日だった。

  • エルサレムに移転した米大使館を、写真に収める中国人旅行者たち
    エルサレムに移転した米大使館を、写真に収める中国人旅行者たち

「エルサレムはユダヤ人のもの」というキリスト教徒

   どんな場所にあるのか知りたいと思い、エルサレムの中心からバスに乗り込んだ。

   そのバスが大使館まで行くかどうか運転手に確認すると、運転席のすぐ後ろにすわっていた60代の女性が、アクセントの強い英語で「行きますよ」と代わりに答えた。

   女性はそのすぐ近くに住んでいるという。ポーランド系ユダヤ人で、キリスト教徒だった。

   大使館の移転について、女性の意見を聞いた。

「移転してよかったと思いますよ。エルサレムはユダヤ人にとって歴史的に重要な場所。しかもイスラエルの首都で、エルサレムはユダヤ人のものですから」
「歴史的に重要なのは、イスラム教徒にとっても同じですよね」
「でもイスラム教は、ユダヤ教よりずっとあとのことです」

   イスラエルのユダヤ人から、それまで何度も聞いた答えだった。

   エルサレムでは紀元前1000年頃、ヘブライ王国が成立し、その聖都となった。その後、イエスの処刑や復活などその生涯と関わりが深いため、キリスト教の聖地とされた。さらに7世紀からイスラム教徒に支配され、メッカ、メディナに次ぐ聖地となった。

   1948年のイスラエル建国とともに起こった第1次中東戦争で、新市街の西エルサレムはイスラエル領、旧市街を含む東エルサレムはヨルダン領となった。67年の第3次中東戦争(六日戦争)で、イスラエルは東エルサレムも併合。エルサレム全体を首都と定めた。パレスチナもエルサレムを首都としているが、イスラエル占領下にあるため、ラマッラが事実上の首都となっている。

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