2019年 10月 20日 (日)

新井浩文の出演作、NHKが配信停止 「作品に罪はないのでは」と異論続出

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   俳優の新井浩文容疑者(40)が強制性交容疑で逮捕されたことを受けて、NHKの有料動画配信サービス「NHKオンデマンド」は2019年2月2日までに、新井容疑者が出演した10番組の新規販売を停止した。

   NHK側の対応に、ネット上では「作品に罪はない」「作品を待ち望んでいたファンや制作関係者がひたすら悲しい結果になっているのに」と疑問視する声が相次いだ。

  • ナレーションを担当した番組も配信停止になった(新井容疑者のフェイスブックページより)
    ナレーションを担当した番組も配信停止になった(新井容疑者のフェイスブックページより)

高須院長「罪は憎んで人は憎まずが文明だと思います」

   配信停止するのは、ドラマ『フェイクニュース』や『真田丸』などの10番組。NHKオンデマンドのページ上のお知らせには「大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください」と一文添えられている。

   配信停止の一報をメディア各社が報道したが、NHKの「自粛対応」にツイッター上では疑問視する声が相次いだ。美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は3日、自身のツイッターで「罪は憎んで人は憎まずが文明だと思います。作品には罪はないと思います。なう」と発言した。

   4日には、ジャーナリストの佐々木俊尚さんが「映画やドラマ、文学に倫理を求めてはならないと思います」と指摘。およそ3時間半後にもさらに更新し、「推定無罪の原則を考えれば、逮捕時にそのようなこと(配信停止など)を行うほうが問題ではありませんか?」と指摘。ほかのユーザーからも、

「最近は出演者になにかしら問題があると発売中止や延期というのが通例化してますが『作品に罪はなく』作品を待ち望んでいたファンや制作関係者がひたすら悲しい結果になっているのに、それでも発売したら『けしからん!』とお叱りが来るのでしょうか」

という声があった。

「総合的判断」との説明に、有識者「ブラックボックス的な受け答え」

   J-CASTニュース編集部では4日、NHK広報部に配信停止理由を聞くと、担当者は「総合的に判断した」と述べるにとどめた。再開の目途については「現段階では未定」とした。

   コンテンツ流通論などを研究している、立教大社会学部メディア学科の砂川浩慶教授は、「推定無罪は当然あり、罪の内容によって判断するのは現実的にありうる」と前置きしたうえで、NHK側の「総合的に判断した」という回答を「ブラックボックス的な受け答え」と指摘する。

   従来はコンテンツ供給側が一方的に「総合的判断」と答えるだけで理解が得られる時代だったが、著名人や一般人がSNSでいろんな発信ができる時代になり、「『総合的に判断』という答えだけでは済まなくなっており、説明責任が新たに生じている」と強調。「NHKに限らず、こういう場合はこうだと細かく対応しないと、下手をすれば公開できる番組が結果的に減ってしまう」と警鐘を鳴らし、「ブラックボックス的な受け答えではなく、こういう理由で判断をしたと(説明を)出し、積み重ねることに意味がある」と結んだ。

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