2019年 10月 23日 (水)

原巨人「偏向補強」のツケ早くも... 野手陣好調だけど投手陣は課題だらけ

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   沖縄春季キャンプが終盤に差し掛かった巨人の投手陣の調子が一向に上がらない。春季キャンプ初の対外試合となった2月16日の韓国・サムスン戦を皮切りに、ここまでDeNA、韓国・KIA戦の3試合で計9失点。課題の中継ぎ、抑えの調整遅れが目立ち、シーズンを約1カ月後に控え、投手陣のほころびが見え始めた。

   3試合の練習試合は、昨オフの大型補強を象徴するような内容だった。巨額を投じてFAで獲得した丸佳浩外野手(29)は打撃、守備にわたって期待通りの活躍を見せ、同じくFAで移籍した炭谷銀仁朗捕手(31)、新外国人クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)らは順調な仕上がりで、打線は練習試合3試合で19得点。9失点の投手陣とは対照的な滑り出しを見せている。

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新加入組が稼がなければいけない「白星」は?

   野手の大型補強に比べ、昨オフ、投手陣で補強したのはメジャーリーガーのライアン・クック(31)と岩隈久志投手(37)の2人だけ。昨年のドラフトでは4人の投手を獲得したが、3選手が高卒投手で、即戦力として期待されるのはドラ1の高橋優貴(22)だけ。また、昨シーズンから課題となっている中継ぎは手付かずで、抑え候補の新外国人クックの力は未知数だ。

   2015年に1シーズン143試合となってから、セ・リーグの優勝チームの最少勝利数は2015年ヤクルトの76勝。2016年から2018年まで3連覇を達成している広島は、3年連続で80勝以上をマークしている。昨シーズン3位に沈んだ巨人は勝率5割を切る67勝71敗5引き分けで、最少の76勝まで9勝足りない。これはあくまでも目安に過ぎないが、広島の80勝以上には、13勝足りないことになる。

   昨シーズン、5勝を挙げた内海哲也投手(36)が炭谷の人的補償で西武に移籍。このマイナス分の5勝に9勝以上を新加入選手らで積み重ねなければ、過去優勝の最少勝利数にすら届かない。昨シーズン15勝のエース菅野智之(29)に勝利数の上乗せが期待されるが、中継ぎ、抑えが安定に欠けるため、昨シーズン以上の成績を記録出来るかは疑問だ。

痛い澤村の乱調、岩隈も出遅れ...

   ローテンションの一角を期待されていた岩隈は、キャンプ開始早々に右ふくらはぎに違和感を覚えて別メニュー調整が続き、ようやくブルペン入りしたばかり。ブルペンではまだ捕手を座らせることなく、いまだマイペース調整が続いている。ベテランのスコット・マシソン投手(34)は、軽度の内臓疾患を発症したため来日を見合わせ、現段階で本格投球のメドは立っていないという。

   沖縄キャンプでの投手陣の明るい話題は、クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)くらいなもの。2月17日のDeNA戦に先発して2回1安打無失点、2奪三振と好投した。20日の韓国・KIA戦で先発したドラ1・高橋は、1、2回を無安打に抑えたものの、3回一死から4連打を浴びて2失点。先発候補として、首脳陣の信頼を得るまでに至らなかった。

   20日の韓国・KIA戦で首脳陣を落胆させたのが、抑え候補の澤村拓一投手(30)だ。8回からマウンドに上がった澤村はコントロールが定まらず乱調気味で1回2安打1四球2失点。球団関係者は「澤村があの調子では、去年よりも先発、中継ぎ陣に負担がかかってしまう。シーズンに入ったら菅野の完投も増えるでしょうし、菅野の肩がいつまでもつか不安です」と嘆く。

   昨オフ、全権監督が推し進めた野手偏重の大型補強。投手補強をないがしろにしたツケが今、見え始めた。

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