2024年 3月 30日 (土)

東大王・水上颯も参戦!「競技クイズのJリーグ」年間チャンピオンを勝ち取ったのは誰だ?

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   日本クイズ協会が主催する「全国総合クイズ大会・JQSグランプリシリーズ」(協賛;トイダス)。この大会は、2018年7月に全国7都市で実施された予選(ペーパークイズ)の上位30名で「トップリーグ」、31位から70位までで「ミドルリーグ」を編成。9月、11月、19年1月の3回にわたって「レギュラーシーズン」を戦い、累計ポイントで順位を決めるという、まさにクイズ版「Jリーグ」とも言うべき壮大な大会だ。ミドルリーグの上位4名と、トップリーグの下位4名が次年度に入れ替わるという点も大会の特徴だ。

   そして、2019年3月30日、東京・池袋のイベントスペース「Grafica」で、「JQSグランプリファイナル」が開催された。トップリーグの総合成績トップ10が集結し、年間チャンピンオンを決める頂上決戦である。

   出場者はレギュラーシーズンの成績順に、奥畑薫さん、徳久倫康さん、石川貞雄さん、渡辺匠さん、登里俊之さん、水上颯さん、松本裕輔さん、田中佐喜雄さん、武藤大貴さん、五十嵐実さんの10名。

  • 「JQSグランプリファイナル」にはトップリーグの総合成績トップ10が集結した
    「JQSグランプリファイナル」にはトップリーグの総合成績トップ10が集結した
  • ファイナルはファーストステージ、セカンドステージ、準決勝、決勝の4ラウンド制で行われた
    ファイナルはファーストステージ、セカンドステージ、準決勝、決勝の4ラウンド制で行われた
  • 「JQSグランプリファイナル」にはトップリーグの総合成績トップ10が集結した
  • ファイナルはファーストステージ、セカンドステージ、準決勝、決勝の4ラウンド制で行われた

年間成績上位者ほど有利なシステム

   ファイナルはファーストステージ、セカンドステージ、準決勝、決勝の4ラウンド制で行われた。レギュラーシーズンの順位上位者ほど有利なシステムとなっており、下位者ほど過酷な勝ち上がりが求められる。

   ファーストステージは6位〜10位の5名が参加し、7問正答で勝ち抜け、3問誤答で失格の「7◯3×(ナナマル・サンバツ)」のルールで戦う。水上颯さん、松本裕輔さん、田中佐喜雄さん、武藤大貴さん、五十嵐実さんの顔合わせとなった。問題の難易度が高く、松本さんがまず3×で失格となる展開。そして難問が得意な武藤さんが2×を背負いながらロシアのチェスプレイヤー「カスパロフ」を答えて1抜けする。その後最年長プレイヤー五十嵐さんが失格となると、田中さんと水上さんの一騎打ちに。

   最終的に田中さんが6◯0×、水上さんが6◯2×という状況で、水上さんが「蜜源植物」を正答して薄氷の勝ち抜けを決めると、会場はドッと湧いた。敗退した田中さんは「水上君と2ショットになった時点で100%アウェーでした」と笑いを誘うコメントを残しながらも、悔しさを滲ませた。

   セカンドステージは年間3位の石川貞雄さん、4位渡辺匠さん、5位登里俊之さんの3名に、1stステージを勝ち抜いた武藤さん、水上さんの2名を加えた5名での7◯3×対決。

   まずは家具会社「カリモク」を答える問題で、出身地の愛知県に関する問題を引き当てた石川さんが1抜け。残り1席を争う戦いは、6◯2×でリーチ状態で、確実な問題を待っている武藤さんを、水上さんが3◯2×から猛追し、ついに並ぶ。しかし最後は映画『バッグダッド・カフェ』の舞台を問う問題で「モハーヴェ砂漠」を答えた武藤さんが振り切り、セカンドステージを抜けた。惜しくもセカンドステージで敗退となった水上さんは「スタートダッシュをきれなかったのが敗因」とコメントした。

   続く準決勝はセカンドステージを勝ち抜いた石川さん、武藤さんに、いよいよ「ラスボス」の2名、年間1位の奥畑薫さん、2位の徳久倫康さんが加わり、4名で争われた。ルールは20問限定の早押しボードクイズ。早押し形式だが、押さなかった人も全員に回答権があり、ボタンを押して正解すると3ポイント、押さずに正解しても1ポイント獲得できる。逆に誤答はボタンを押して誤答すると-3ポイント、押さなかった人が間違えてもペナルティはない。

   序盤は女王・奥畑さんが着実に3ポイントを重ねて13ポイントまでリードを広げるが、石川さんが3問連続で3点を取る追い上げを見せる。すると、奥畑さんが痛恨の誤答で3点を失うと、そこからリズムを崩す。これを尻目に、石川さんが1抜けした。

   その後、今度は徳久さんが追い上げを始める。「ウィンザーの陽気な女房たち」が答えの問題で、徳久さんが「ウィンザーの陽気な女房」と「たち」を抜いた回答をしたところで、審議に。この問題が誤答になると大ピンチになるところだったが、「坪内逍遥の訳題では『たち』はついていなかった」と、正答判定に。これで徳久さんは命拾い。そのまま2抜けで決勝に進んだ。

   序盤の快進撃から失速し、逆転された奥畑さんは、「あの誤答でリズムが崩れた」と無念の弁。登場までの待ち時間が長かったことも影響したようだ。

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