2020年 4月 7日 (火)

「4月30日に地震が...」ネットで出回る怪情報 根拠は「聖徳太子の予言」、その正体は?

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そもそも「クハンダ」って何者なのか

   動画やまとめサイトの「元ネタ」は、すぐにわかった。「TOCANA」や「ATLAS」といった、オカルト系のネットメディアだ。細かい解釈には少し差があるが、いずれも「クハンダが来る」という「聖徳太子の予言」を元に、譲位・即位のタイミングで地震など、「日本滅亡」級の災害が起きるかもしれない、とするものだ。

   譲位・即位のタイミングが本当に「クハンダが来る」時なのか、ということはさておき、気になるのは2つの点だ。

   まずは、「クハンダ」とはそもそも何者なのか、ということである。

   一連の記事では、クハンダについて、「末世に現れる鬼」「真っ黒く汚れた禍々しい存在」と、「日本滅亡」を引き起こす怪物としてふさわしく、いかにも恐ろしげに解説されている。

   だが、『広説佛教語大辞典』(東京書籍)の説明には、以下のようにある。ちなみにこの本を手がけたのは、日本を代表する仏教学者として知られた故・中村元氏(1999年没)だ。

「鬼の一種。瓶のごとき形の睾丸をもつ、の意。一種の悪鬼、鬼霊の一群で、ヒンドゥー神話では、ルドラ神の配下に属する。仏教では、増長天王の所領とされる。人の精気を食らうといわれる」

   悪鬼ではあるが、あくまでルドラ神、増長天といったほかの神々の目下の存在であり、することも「人の精気を食らう」という、西洋の伝承でいえばサキュバスやインキュバスのようなものだ。予言の禍々しいイメージとは、少し印象が異なってくる。

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