2019年 5月 22日 (水)

新天皇陛下が強調された「象徴」と「自己の研鑽」 平易で伝わりやすいお言葉に

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   新しい天皇陛下が2019年5月1日11時10分過ぎ、皇居・松の間で、「即位後朝見の儀」に臨まれ、天皇として国民に向けた初めてのお言葉を述べられた。

   即位後朝見の儀には、ローブデコルテに身を包んだ皇后雅子さまや、皇位継承順位1位で皇嗣(こうし)となられた秋篠宮殿下と妃殿下、眞子さま、佳子さまらの成人皇族。また国民の代表として安倍晋三首相や三権の長と都道府県知事ら266人が参列した。

  • お言葉を述べられる天皇陛下
    お言葉を述べられる天皇陛下
  • 皇后さまと並んで「即位後朝見の儀」に臨まれた
    皇后さまと並んで「即位後朝見の儀」に臨まれた

上皇さまの「強い御心」受け継ぐ決意

   国民に向けた初めての言葉は、およそ2分。上皇さまから皇位を継承したことについて、「この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします」と述べた。

   戦争のなかった「平成」の30年を振り返り、「世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御心をご自身のお姿でお示しになりつつ、一つひとつのお務めに真摯に取り組んでこられました。上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます」と、上皇さまへの深い感謝を語るとともに、陛下御自身が「国民と苦楽を共にされた(上皇さまの)強い御心」を受け継いでいくという強い決意が垣間見られた。

   特徴的だったのは、「憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓う」と、「象徴天皇」であることを強調されたこと。上皇さまが昭和天皇から皇位を継承した際の「皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たす」というお言葉から、一歩踏み込んだともいえる。

   また、上皇さまの「意志」を受け継ぐとともに、「歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽に励む」と述べたところに、「国民を思い、国民に寄り添い」ながら、重責をまっとうしていきたいというお気持ちをにじませた。

   上皇さまの皇位継承時のお言葉では、「国運の一層の進展と世界の平和、人類福祉の増進を切に希望してやみません」と結んだが、天皇陛下は「国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します」と述べた。

   明瞭かつ平易でわかりやすく、国民一人ひとりに伝わるお言葉だった。

厳かな中にも明るくおだやかなムードが包む

   天皇陛下は初の戦後生まれ。初めてご両親(上皇さま、上皇后さま)に育てられ、また学習院大学を卒業後に英オックスフォード大学で研究を続けられた初めての天皇となる。

   昭和から平成への改元時は、昭和天皇の崩御からわずか2日後の「お言葉」だった。今回は退位にともなう一連の行事のため、厳かな中にもおだやかな、明るいムードが漂っている。

   天皇陛下のお言葉を受けて、国民代表として安倍首相は、

「私たちは、天皇陛下を国および国民統合の象徴と仰ぎ、激動する国際情勢の中で、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を創り上げていく決意であります」

   と述べた。

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