2019年 10月 23日 (水)

上原浩治は「名球会入り」できるのか? 日米通算100勝、100S、100Hなのに...引退で再燃

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   巨人の上原浩治投手(44)が2019年5月20日、自身のツイッターを更新し、現役引退を発表した。上原はMLBカブスからフリーエージェント(FA)となり、昨年3月に10年ぶりに古巣・巨人に復帰。昨シーズンは36試合に登板して0勝5敗と振るわず、今シーズンはここまで2軍での調整が続き、1軍のマウンドに上がることはなかった。

   上原は巨人に入団した1999年シーズンから8年間、先発ローテーションの柱としてチームに貢献してきた。2007年には先発から抑えに転向し、4勝3敗32セーブ4ホールドの記録を残している。翌08年には再び先発に復帰し、開幕から不調が続く中、シーズン終盤に復調して6勝をマーク。チームのリーグ優勝に貢献し、西武との日本シリーズ第1戦では先発のマウンドに上がった。

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2013年には世界一の「胴上げ投手」に

   09年にはFA権を行使して海を渡り、MLBオリオールズに入団した。MLBではオリオールズを皮切りに、レンジャーズ、レッドソックス、カブスと渡り歩き、救援投手として活躍。レッドソックス時代の2013年には、カージナルスとのワールドシリーズ第6戦で救援のマウンドに上がり、最後の打者を三振で仕留めチームを世界一に導いて自身は「胴上げ投手」となった。

   上原の功績を振り返ってみる。12年間在籍した日本球界では通算112勝67敗33セーブ23ホールドをマークしている。主に救援投手としてマウンドに上がったMLBでは9年間で22勝26敗95セーブ81ホールドの成績を残している。日米通算で134勝128セーブ104ホールド。100勝100セーブ100ホールドを達成したのは世界で2人目、日本人では初めての快挙である。

   日米通算21シーズン、マウンドに上がり続けたレジェンドの引退に際し、野球ファンの間でささやかれているのが名球会入り問題である。名球会は1978年に任意団体として発足したもので、メンバーには球界を代表するレジェンドが顔を揃える。現在の会員数は65人で、投手16人、打者49人で構成されている。果たして上原は名球会に入ることが出来るのか。野球ファンの注目が集まっている。

新たな時代で問われる救援投手の「価値」

   名球会会員の資格は、日米通算で打者が2000本安打以上、投手は200勝以上、もしくは250セーブ以上である。投手の資格に関してホールドの項目はなく、現状では日米通算100勝100セーブ100ホールドをもってしても上原の会員資格はない。一部野球ファンからは上原の球界に対する貢献度から名球会入りを認めても良いのではないかという声も上がっている。

   上原の名球会入りについては、昨年11月に行われた名球会総会で議論されている。近年、日米を通じて投手の「分業制」が進んでおり、先発完投の概念は薄まりつつある。「分業制」により、中継ぎ、抑え投手の重要性がより明確となっていることから資格見直しの声が上がり、総会では約1時間半にわたり投手の会員資格に関して議論が交わされたという。しかし、話し合いの中で結論は出ず、新たな資格を盛り込むか否かは先送りとなった。

   名球会会員の内訳を見ても分かる通り、投手の数が圧倒的に少ない。日本球界を代表する投手でも200勝の壁は厚く、上原の先輩であり巨人で20年間活躍した桑田真澄氏(51)でさえ通算173勝と、200勝には届いていない。また、過去に100勝100セーブを記録した投手がいたこともあり、勝利数とセーブ数を合算させた新たな資格が検討されたこともあったというが、現在までそれは実現に至っていない。

   上原の引退を受けて名球会は改めて投手の資格に関して話し合いの場が持たれると見込まれるが、上原が球界に与えた多大な功績を考慮すれば、検討の余地は大いにあるだろう。

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