モデルで女優の篠田麻里子さん(33)が主演を務める舞台「『アンフェアな月』第2弾~刑事雪平夏見シリーズ~『殺してもいい命』」が2019年6月21日に初日を迎え、同日にゲネプロと囲み取材が行われた。「殺してもいい命」は秦建日子さん作の小説「刑事:雪平夏見シリーズ」が原作の推理劇で、18年上演の「アンフェアな月」に続き、篠田さんが警視庁の女性刑事・雪平夏見役で主演する。私生活では結婚を経た篠田さんが、再びバツイチの美人刑事役に挑む。共演の小島よしお「服を着た役ですけど」「雪平夏見シリーズ」は第1作「推理小説」が06年に「アンフェア」のタイトルでドラマ化、映画化され、篠原涼子さんが雪平夏見を演じていた。雪平夏見は男勝りでクールな性格、犯人の射殺もいとわない偏屈な刑事でありながら、同時に離婚歴のある「バツイチ」という人物だ。冷徹で仕事中毒の雪平夏見だが、同時に離婚した夫との間に一人娘の美央がいる母親でもある。「殺してもいい命」では前夫の佐藤和夫が殺されるところから連続殺人事件が始まり、家庭を持っていた夏見の母親としての一面も結末に影響を与える。前作「アンフェアな月」との違いとして篠田さんは「個人的には(夏見の)母親としての一面なども見える舞台になっていると思います」と、夏見の母親らしさをいかに演じるかにもこだわりを見せた。また私生活でも19年2月に結婚したが、環境の違いについて「結婚したことで、ちょっと一つ雪平夏見に近づいたのかなという気持ちはありました」と語った。さらに「雪平夏見は離婚しているので、そうならないように気を付けます」というユーモアで笑わせる余裕も見せた。共演は松田凌さん・水谷あつしさん・西原亜希さん・小島よしおさん・中村優一さん・田中稔彦さん・瀬戸啓太さん・山口馬木也さんら。舞台初出演となる小島さんは、「服を着た役ですけど、違和感のないように演じていければなと」と芸人とのギャップを語り、稽古期間もギャグで共演者を和ませていたというムードメーカーぶりをうかがわせた。公演は6月30日まで行われる。(J-CASTニュース編集部大宮高史)
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