2020年 1月 22日 (水)

「触り心地いい」「鉛筆が吸い付く」 注目集めた「投票用紙」...開発9年、その書きやすさの秘密は?

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「ユポ紙」を鉛筆で書けるように表面加工+「票」計数機のローラーとの「摩擦係数」調整

   ムサシは紙幣整理機や投票用紙計数機などを開発する機械メーカーでありながら、創業当時から現在まで、「紙」の卸販売を行う「商社」としての側面をもっている。それゆえ「製紙メーカー」との接点があったという。

   篠沢さんによれば、「BPコート」は1980年に開発着手し、1989年から販売しているという。約9年の時間を費やして「試行錯誤し研究」を進めたという。

「折っても開くという性質が『ユポ紙』にあったので、目を付け、ユポに話を持ち掛けた。ただしユポ紙そのものでは使えなかったので、加工を施して、共同研究・開発をした」

   開発当初、改善点は2つあったらしく、

「そのままだと『フィルム』なので表面がツルツルしている。この『ユポ紙』のままだと書けない。投票用紙として使えなかった」
「投票用紙を数える機械などはゴムローラーで束の用紙を一枚一枚、出すつくりになっているため、表面がツルツルしている『ユポ紙』では使えなかった。表面を加工することによって、(丁度いい)摩擦係数まで歩み寄っていった」

と述べた。

   現在、全国への普及率は「100%」で、発売当初は各地方自治体に商品案内を行い、地方選挙への導入を進めた。国政選挙にも採用され、2012年の衆議院選挙で沖縄県が導入し、47都道府県すべてに普及された。それ以降の選挙(国政・地方に関わらず)にはすべて「BPコート」が使われているという。

   なお「ユポ」はそのほかにも「ビールの缶のキャンペーンシール」「選挙ポスター」「屋外にはるポスター」「飲食店のメニュー」などにも使われている。

(J-CASTニュース編集部 井上祐亮)

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