2019年 12月 6日 (金)

人気のウーバーイーツ、問われる「システムの透明性」 運営側に見解を聞くと...

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「突然アプリが停止され...」弁護士に届く声

   ウーバー配達者の問題に取り組む川上資人弁護士は7月24日、取材にこう話した。

「配達者の方は、ウーバー側の判断で労働条件が変わるとした利用規約に同意しないと、アプリをダウンロードすることはできません。事前に何も説明なく、突然アプリが一方的に停止され、明日から仕事ができないと訴える声が多く寄せられています。一番求められているのは、なぜ停止するのかを説明することや、配達者に弁明の機会を与えることです。つまり、システムの透明性を確保してほしいということになりますね」

   また、ツイッター上では、事故によるもう1つの問題点も指摘されている。それは、ウーバーに直接雇われているわけではないため、雇用保険や労災保険の対象にはならないことだ。

   ウーバー側は、対人・対物の被害を賠償する損害保険をかけているが、配達者のケガやバイクの損傷は補償の対象になっていない。その結果、ケガをしてしまったら、自腹で治療するしかないことになる。

   この問題について、川上弁護士はこう言う。

「損害保険のカバー範囲が狭く、不公平な保険内容になっています。配達員の方にとっては、ケガなどが補償されない酷いものですね。そこで、交渉力の低さをカバーするため、有効な手段として労働組合を作る必要があると考えています」

   実際、川上弁護士は、配達者の有志とともにウーバーの労組の準備を進めている。

   さらに、労災保険の適用も、今後の課題だと指摘する。

「保険が適用になるのは、雇用契約に基づく労働者だけです。これに対し、アメリカやフランスでは、配達者のための労災保険を作る動きが進んでいます。新しい働き方が出てきた今となっては、雇用だけの制度はもはや時代遅れですよ。日本でも、個人事業主に適用される労災保険制度にするべきだと思っています」
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