2024年 4月 21日 (日)

飼い犬の4分の1が「熱中症」経験 要注意のサインは?応急処置のポイントは?

特に注意が必要な犬種は?

   フレンチ・ブルドッグやパグ、シーズーなど、頭蓋骨の長さに比べて鼻の長さが短い「短頭種」の犬は、気道が短く呼吸による体温調節が苦手なため熱中症に陥りやすいという。同プロジェクトは「熱中症が疑われたら、症状の出現から90分以内に治療をすることが大切だ」と指摘する。具体的には(1)全身に常温の水道水をかけて冷却(2)水道水で濡らしたタオルなどで包む(3)涼しい場所で風を送り体幹冷却に努める(4)直ちに動物病院を受診する――といった応急処置をポイントに挙げた。

   同プロジェクトは「イヌ・ネコの熱中症予防対策マニュアル」を作成し、日本獣医師会の加盟病院や、全国ペット協会加盟のペットショップで配布を始めた。日本気象協会は「昨今の暑さを受け、人だけでなくペットの熱中症についても予防啓発が必要だ」としている。

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