2019年 10月 18日 (金)

「個人的野心を優先」検証委が津田氏糾弾 あいちトリエンナーレ中間報告を読み解く

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   国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」での「少女像」など展示中止を巡り、愛知県の検証委は、芸術監督のジャーナリスト津田大介氏に対し、「個人的野心を優先させた」などとその責任を指摘する中間報告をまとめた。

   これに対し、芸術祭実行委会長の大村秀章知事は厳重注意に留め、津田氏は、辞任は求められなかったとして続投する意向だ。

  • 9月25日の検証委会合であいさつする大村秀章知事(ユーチューブ動画から)
    9月25日の検証委会合であいさつする大村秀章知事(ユーチューブ動画から)

不自由展実行委側に自費で便宜供与までしていた

   芸術祭の展示会の1つ「表現の不自由展・その後」は、慰安婦を象徴する「平和の少女像」などにクレームが殺到し、わずか3日間で中止になった。このことを審議してきた「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」(座長・山梨俊夫国立国際美術館長)は2019年9月25日、中間報告をまとめて、26日までに県のサイトにもアップした。

   それによると、津田氏は、不自由展開催に当たって、作品の説明を自らが経営する会社のサーバーに無償で用意し、訴訟となった場合の費用を個人負担する覚書も交わすなど、「公私混同」に当たる不適切行為があった。

   そして、他の展示会のように、作品を選定するキュレーションの専門家を置かず、業務委託した不自由展実行委に選定させるという異例の対応を行った。さらに、不自由展実行委とともに、政治的テーマだから「あえて今回公立美術館で開くことに意義がある」とこだわり、公的機関の役割から逸脱してしまった。

   その結果、「関係各方面に多大な損害を与えるとともにあいちトリエンナーレ及び、愛知県庁に対する県民や協賛企業からの信頼を大きく失わせる事態を招いた」と指摘した。津田氏について、「ジャーナリストとしての個人的野心を芸術監督としての責務より優先させた可能性」があるとして、「学芸業務の最高責任者としてふさわしくない行動や言動、情報発信を行った」と糾弾している。

   ただ、不自由展そのものについては、「情の時代」というテーマに沿っており、「その企画自体が不適切であったとはいえない」とした。

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