2021年 3月 1日 (月)

東京五輪を「命がけのレース」にしてはいけない 酷暑のドーハ世陸は棄権続出

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再燃するスタート時間変更の声

   記者はこれまで陸上の世界選手権を3度取材した経験を持つ。なかでも印象的だったのは1999年のスペイン・セビリア大会だ。スペイン南部に位置するセビリアは、「スペインのフライパン」と呼ばれるほど暑さが厳しく、夏場では40度を超すことも珍しくない。当時、大会期間中の日中は40度を超す日々が続いたのを覚えている。ただ、湿度が日本よりも低い分、日陰に入ればだいぶ暑さが和らいだ。

   セビリア大会では暑さ対策として、男子マラソンのスタート時間を夕刻に設定。男子はスタート時、気温29度に対して湿度は43%と、東京大会に比べて湿度が低く、出走80人中、65人が完走した。午前スタートの女子は気温24度、湿度は63%と男子に比べて湿度がやや高かったが、途中棄権は9選手にとどまった。この大会では男子は佐藤信之氏が銅メダル、女子は市橋有里氏が銀メダルを獲得している。

   修羅場と化してしまったドーハ世界陸上の女子マラソン。20年東京五輪マラソンはもはや「対岸の火事」ではないはず。現行のまま8月初旬の東京で、午前6時スタートで果たしてレースが成立するのだろうか。五輪の晴れ舞台が「命がけのレース」となってはならない。選手ファーストのスケジュール変更を望む声は高まっている。

(J-CASTニュース編集部 木村直樹)

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