2019年 12月 7日 (土)

Gショックが社会に与えた影響 科博の「未来技術遺産」、2019年の顔ぶれは...

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   国立科学博物館は毎年、「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」を発表している。次世代に引き継ぐ価値のある工業製品などで、産業の発展や私たちの生活に大きな影響を与えたものが選定される「未来技術遺産」。2008年度に登録が始まり、累計285件となった今年、新たに仲間入りした顔ぶれを見てみよう。

  • 登録された「DW-5000C」(カシオ計算機プレスリリースより)
    登録された「DW-5000C」(カシオ計算機プレスリリースより)
  • 「ニコンF」も登録(ニコンプレスリリースより)
    「ニコンF」も登録(ニコンプレスリリースより)

カメラ産業を「世界一」に導いた名機

   19年9月に新たに登録された26件のうち、一眼レフカメラ「ニコンF」は日本光学工業(現ニコン)が1959年に発売した。その後、新聞社など報道カメラマンの定番となった「ニコンFシリーズ」の出発点となるモデルだ。

   国立科学博物館は「機能、品質面およびシステム性において、国産カメラの評価を世界的に高めた」と高く評価。「15年以上にわたり、プロ、ハイアマチュア用機材としてカメラ業界に君臨する製品となった。日本のカメラ産業を世界一に導く契機となった機種として重要だ」とコメントしている。

   今回、一眼レフカメラとしては、ニコンのほか「国産初の35ミリ一眼レフ」とされる旭光学工業(現リコーイメージング)の「アサヒフレックスI型」も登録された。同機は1952年の発売で、同博物館は「日本が世界を席巻した一眼レフカメラを独自技術で製品化した最初の機種として重要だ」と評価した。

   また、ソニーが1982年に発売した世界初のコンパクトディスクプレーヤー「CDP-101」も選ばれた。同博物館は「従来のLPレコードに比べて画期的な操作性を実現し、デシタルオーディオの幕開けを告げた」「オーディオ機器にとどまらず、世界標準としてCD-ROM、CD-Rなど巨大なビジネス発展の端緒となった機種として重要だ」と評した。

耐衝撃性を「驚異的に」引き上げた

   カシオ計算機の「ヘビーデューティースポーツ DW-5000C」は1983年の発売で、耐衝撃腕時計「G-SHOCK(ジー・ショック)」の一号機だ。時計の駆動部分への衝撃を多段階で吸収する構造を採用し、同博物館は「時計の耐衝撃性を驚異的に引き上げ、高級機にしかできなかった過酷なアウトドアやスポーツでの使用を身近なものにした」と評価した。

   腕時計はG-SHOCKのほか、セイコーが1973年に発売した液晶デジタルクオーツ「セイコー クオーツLC V.F.A 06LC」も「世界で初めて時・分・秒の6桁表示をLEDで実現したデシタルウオッチ」として登録されたほか、シチズンが1976年に発売した太陽電池のアナログクオーツ腕時計「シチズン クオーツ クリストロン ソーラーセル」も、太陽電池式腕時計の先駆的機種として認められている。

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