2024年 4月 18日 (木)

「まだ結婚できない男」は前作を超えるか 楽しむべきポイントはここだ!

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   2019年10月期ドラマの「まだ結婚できない男」(フジテレビ系)が、8日21時から放送を開始する。

   13年前の前作のラストでは結婚を思わせるシーンで締めくくられるも、「まだ結婚できない男」とのタイトルで続編を作られてしまった主人公・桑野信介(阿部寛さん=55)の相変わらずの偏屈ぶりへの注目度は高い。そこで、放送開始を記念して今作の見所を分析してみよう。

  • 阿部寛さん(2017年撮影)
    阿部寛さん(2017年撮影)
  • 阿部寛さん(2017年撮影)

桑野を象徴する「一人焼き肉」に「一人指揮」

   まず挙げられるのは、やはり、桑野を象徴する「一人焼き肉」に「一人指揮」だろう。番宣としてすでに公開されているドラマのプロモーション動画としては、桑野が満足げな表情で焼き肉屋から出てくるシーンを備えた15秒間の動画と、桑野がお得意の「一人指揮」をしつつ悦に入っている、やはり15秒間の動画があるが、どちらも桑野を象徴する要素であることは間違いない。

   実際、8日に放送される第1回の紹介動画には「一人指揮」の様子が収められているほか、「一人焼き肉」こそ登場しないものの、「一人しゃぶしゃぶ」を行っている桑野が登場しており、本人が独身生活を謳歌していることがヒシヒシと伝わってくる。また、同動画には、人工知能サービス「アレクサ」を思わせるワンシーンも差し挟まれており、13年前と社会状況が変わった点がドラマにどのように作用するかも気になるところだ。

   なお、桑野が「一人指揮」を行っている方のプロモーション動画だが、こちらには、桑野の言葉として、「皆さん、お変わりありませんか? 私は、お変わりありません」との阿部さんのナレーションが挿入されている。自らについても、敢えて「お変わりありません」と表現しているところが何とも哀愁を漂わせており、同時に、桑野が13年の時を超えても自らの性格やライフスタイルを全くと言っていいほど変えてこなかったことが伝わってくる。

変わりすぎてしまった登場女性たち

   実際、同ドラマの「阿部寛インタビュー<前篇>」を見てみると、阿部さんは桑野について、「基本的に変わってないでしょうね」「芝居は変えるつもりはなく、13年前の彼のままやろうと思ってます」と断言しており、その変わらぬ(というか、加速した?)偏屈ぶりが13年後の日本社会でどのように輝くかが注目される。

   一方、桑野の変わらなさぶりとは対照的なのが、登場する女性たちの多くが別の役者になってしまっている点だ。今作では、前回ラストで桑野との結婚したと思われていた早坂夏美役の夏川結衣さん(51)について未だ何のアナウンスもない状況であり、このまま登場しない可能性も十分にあり得る状況だ。このため、「最低でも夏川結衣は外したら、もう結婚できない男(編注:の続編)じゃないって思う」といった、前作のラストが全く生かされていないとする不満の声が上がるなどしているが、この点をどのように解決していくかが注目される。

   なお、今作で新たに登場する吉田羊さん、稲森いずみさん(47)、元乃木坂46の深川麻衣さん(28)だが、3人はそれぞれ弁護士、カフェの店長、隣部屋の住人とのこと。これらの女性たちが桑野と相互作用した結果、夏川さんの登場なしでも物語が完結するのか、はたまた、そうではないのか、視聴者の疑問と期待は膨らむばかりだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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