週末に日本列島を直撃すると予想されている台風19号。こうした中、千葉県鴨川市の亀田総合病院は、地域に住む外国人向けに英語などで注意を促すガイド「日本の台風サバイバル(JapaneseTyphoonSurvival)」を作成した。ガイドは、同病院のツイッター上で確認できる。作成に携わった同病院広報企画室の担当者は2019年10月9日、J-CASTニュースの取材に「Staysafe(ご無事で)」と呼び掛ける。「物干しざお」や「雨戸」などもわかりやすく解説広報企画室の担当者によると、ガイド作成のきっかけは、千葉県内での台風15号による影響を報じた、朝日新聞(9月18日)の記事「台風に外国人も困惑 雨戸知らず、瓦がガラス破り部屋に」。記事によると、雨戸の使い方を知らず、被害を受けた外国人がいた。JR安房鴨川駅近くに住む中国人の留学生によると、「雨戸は中国にはなく、何のためにあるのかわからなかった。本当に怖かった」という。当該記事などを受け、病院では英語や日本語を活用したガイドを作成。10月7日に完成版が仕上がった。ガイドの完成版は、10月8日午前8時ごろ、ツイッター上(亀田総合病院(ちっとばあり公式)@kmc_pr)で公開した。外国人にもわかりやすく伝わるよう単語の説明も記載している。例えば、「物干しざお(Monohoshi-zao)」なら「laundrypoles」、「雨戸(Amado)」なら「Slidingshutters」、「おくすり手帳(Okusuri-techo)」なら「medicationhistoryhandbook」と言葉も入れている。こうした単語の説明とともに、ガイドでは、SecureMonohoshi-zao(laundrypoles)orbringtheminsidetopreventthemfrombreakingyourwindows物干しざおが窓を壊さないように固定・もしくは室内にCloseyourAmado(slidingshutterusedtocoveryourwindows),Amadoswillprotectyourwindowfromflyingobjectsbreakingyourwindow.IfyoudonotknowifyouhaveanAmadoinstalled,askyourlandlordorneighbors.雨戸を閉めて飛んでくるものなどに備えるAtleast3daysoffoodanddrinkingwater最低3日分の飲み水と食料Okusuri-techo(medicationhistoryhandbook)ifyouhaveone.EMRsdonotworkduringablackoutおくすり手帳、電子カルテが使えないときに便利Fillingupyourbathtub ManyJapanesefilluptheirbathtubbeforethetyphoonincaseofwateroutage.Thewatercanbeusedtoflushtoilets,washhands,washclothsordishesetc.お風呂に水をはっておく 日本人の多くは断水に備えてお風呂に水をためておきます。水はトイレを流したり、洗濯や食器を洗うのに使えます。など、台風に備えた注意点やアドバイスをまとめた。広報企画室の担当者は9日、J-CASTニュースの取材に「経験から生きたものをまとめた」と語った。また、「亀田総合病院では英語をしゃべれる医師や、バイリンガルスタッフもおります。もし医療のことなどでお困りのことがありましたら、どうぞ気軽にご相談頂ければ」と呼び掛けていた。(J-CASTニュース編集部 田中美知生)
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