2024年 4月 26日 (金)

ノーベル文学賞は誰の手に? 多和田葉子さんに期待して「こっそり祝杯の準備を...」の声も

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ノーベル文学賞が2019年10月10日夜(日本時間)に発表される。

   例年、村上春樹さんが話題にのぼり、「受賞を逃してファンがっかり」のニュースも御馴染みとなっている。今回は、昨年分と合わせて2年分が発表されることもあり、日本人受賞にやはり期待が集まり、中でもドイツ在住の多和田葉子さんへの注目度が高まっている。ツイッターには、多和田さん受賞決定に備え、「こっそり祝杯の準備をしておこう」と期待している人もいる。果たしてどうなるのか。

  • 多和田葉子さん著『雲をつかむ話』(講談社)
    多和田葉子さん著『雲をつかむ話』(講談社)
  • 多和田葉子さん著『雲をつかむ話』(講談社)

芥川賞や「全米図書賞」を受賞

   多和田さんのノーベル文学賞受賞の可能性については、記事の見出し(ウェブ版)にとって報じるメディアもある。「ノーベル賞 文学賞予想に多和田葉子さん登場(略)」(産経ニュース、10月3日)、「村上春樹、多和田葉子両氏に注目」(共同通信、4日)などだ。

   NHK(ウェブ版)は8日、ノーベル文学賞の受賞者について「3年連続的中!」した「話題本」(『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』青月社、共著)の執筆陣の「中心的役割を担った」人物に予想を聞いた記事を配信。その人物は早稲田大学文学学術院の都甲幸治教授で、村上春樹さん以外にも「もうひとり注目しておくべき日本の作家がいる」として、多和田葉子さんの名前を挙げている。多和田さんは2018年にアメリカで最も権威のある文学賞「全米図書賞」を受賞するなどし、「いま世界的に知名度が高まっている」と指摘している。

   今回のノーベル文学賞に関して、10月9日時点でのヨーロッパのブックメーカーの予想を報じた日経記事(10日配信)によると、村上氏は11倍で7位、多和田氏は21倍で18位だった。

   10月に入ってからのツイッターには、多和田氏の受賞に期待する声が多く寄せられており、

「冷静に考えれば受賞するに相応しいのは、多和田葉子ですよ」
「多和田葉子さんなら納得だわ」
「(ブックメーカーの予想に関して、2人の海外作家の名前に触れたあと)そして多和田葉子(!!!!!!)の名前が挙がっているので、ちょっとドキドキしてる」

といった具合だ。なかには、

「今夜のノーベル文学賞の候補に多和田葉子が入ってるみたいだから、こっそり祝杯の準備をしておこう...」

という人もいた。

   多和田さんは1960年生まれ。早稲田大学卒業後、ドイツに渡り、日本語とドイツ語の両方で創作活動を続けている。93年には『犬婿入り』で芥川賞を受賞した。これまでにドイツなど欧米でも権威ある賞を受賞している。

   発表は程なく。果たして結果は...。

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