2019年 11月 18日 (月)

大腸は健康の生命線 日本人が直面する「大腸劣化」とは

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   大腸を制すれば健康を制す。近年の研究の成果から、大腸が全身の健康に大きな役目を果たすことが分かってきた。大腸は便を形成するだけの臓器ではなく、大腸の調子が全身の健康を左右することが明かされつつある。

   しかし、そんな重要な臓器である日本人の大腸は劣化し、疾患が増えている。目に見えない大腸の健康を保つためには、いったいどうしたらいいのだろうか。大腸を元気にするメカニズムと疾患から守るための対策を専門家が明らかにする。

医学者も警告する日本人の「大腸劣化」

   大腸といえばお腹にある臓器だが、実はその調子は全身の健康にも関係しているという。近年の研究で脳と腸の調子が密接に関係している「脳腸相関」という現象が解明されてきた。例えば脳がストレスを感じると交感神経が刺激され腸の緊張も高まり、便秘や下痢の一因となることや、逆に腸内フローラ(腸内細菌の群れ)の状態がうつなどの精神疾患と関わっているとも言われている。

   統計をみると、大腸の疾患自体も日本人では男女共に増加傾向だ。大腸がん・潰瘍性大腸炎などが急増しており、がんによる死者に占める大腸がんの比率は男女ともに急増しつつある。

さまざまな原因で日本人の大腸が劣化しているという
さまざまな原因で日本人の大腸が劣化しているという

   消化器医学専門の松井輝明帝京平成大学教授は、このような現状から日本人の大腸が食生活やストレスで危険にさらされていると指摘し、「『大腸劣化』対策委員会」 を立ち上げ、大腸ケアのための啓発活動を行っている。大腸を様々な病気から守り、良好に保つメカニズムにはどんなものがあるのだろうか。

「大腸劣化」対策委員会の松井輝明帝京平成大学教授(2019年9月撮影)
「大腸劣化」対策委員会の松井輝明帝京平成大学教授(2019年9月撮影)
「大腸劣化」対策委員会セミナーの様子
「大腸劣化」対策委員会セミナーの様子
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