2021年 3月 4日 (木)

大幅リニューアル「現代用語の基礎知識」を徹底分析 ページ数4分の1、重さ3分の1、では中身は?

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用語解説のページで、大きな変化が

   これらのコーナーが終わると、105ページからは「本編」ともいえる用語解説のページが始まる。ジャンルは「政治」「時代・流行」「経済」「世界情勢」「情報メディア」「社会」「スポーツ」となっており、一例を挙げると、「政治」のページでは「G20大阪サミット」といった用語を辞書的に解説。これだけ見ると、前年までの同誌と同じ形式に思えるが、前年までは、「政治」のジャンルの中に、さらに、「日本政治」「行政」といった小ジャンルが設定され、識者たちが署名で小ジャンルごとにページを担当しており、この点を考慮に入れると、用語を小ジャンルで細分化せず、「政治」などの大きなジャンルで一括してまとめているのが分かる。

   その一方で、これらに「今日の論点」と銘打たれたページが複数差し挟まれている。これまでの同誌にはない形式であり、こちらの各ページは署名記事となっている。執筆者は「今日の論点・北東アジアの地政学的変動」のページは元外務省主席分析官で作家の佐藤優氏、「今日の論点・権力の監視とジャーナリズム」のページはライターの武田砂鉄氏という具合に、これまでの同誌に寄稿していた識者がページを担当している。ページの構成は用語解説のページのように寿司詰め状態ではなく、特集ページのように余裕を持たせた読みやすさ重視のページとなっているのが特徴的だ。

   これらの変更点を鑑みると、前述のリリースの通り、ページ数を削減して重量を減らして持ちやすくするのはもちろん、新たな形式のページを盛り込んで読みやすさを追求し、また、価格を抑えるなど購入のハードルを下げるなど、「手に取りやすさ」を追求した大幅なリニューアルが行われたことが分かる。

   昭和23年(1948年)に創刊され、戦後、そして平成の時代をくぐり抜けてきた同誌が、新たな時代となる令和となった2019年に大幅なリニューアルを迎えたのは、掲載される用語はもちろん、その出版の形式も常にアップデートを怠らないという姿勢の表われなのかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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