2021年 3月 5日 (金)

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
中止決定の「桜を見る会」 会計の重要性原則から見ると...

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国家予算の0.00005%

   量的には、国家予算100兆円の僅か0.00005%にすぎない。この程度の金額は、先日森ゆうこ議員(国民民主党)が質問通告が遅れて霞が関官僚が残業せざるを得なくなったために被った1日の無駄と同じだ。国会通告を維新の会のようにルール化すれば、国会会期が150日とすれば、その無駄カットは100倍以上も有益だ。

   ただし、60年以上続いた歴史的伝統行事として国民が受け入れるかどうかがポイントである。招待客では、政治家に一定の枠もあったようであり、時代にふさわしいように来年から簡素化や廃止という選択肢もあり得る。

   この意味で、官房長官が記者会見で述べた招待客基準の見直しなどは時宜を得たものである。なにより、こうした問題で国会の時間が費やされるのは国民にとって好ましくない。

   さらに、筆者らにとって、今回の決定は朗報だ。前回の本コラムで、森ゆうこ議員らがとんでもない国会質疑をしていることを書いた。その後も、筆者のツイート時間を変造した資料を使ったり、原英史氏の自宅住所を公開したり、暴走は止まらない。そのたびに原氏らは抗議しているが、謝罪もなく、桜を見る会への追及によって、森ゆうこ議員問題をフェードアウトする動きもある。

   こうした点から、森ゆうこ議員らの原氏や筆者らに謝罪もなく逃げ得を許さないためにも、今回の桜を見る会の見直しはいいタイミングであると思う。


++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣参事官、現「政策工房」会長 1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「『バカ』を一撃で倒すニッポンの大正解」(ビジネス社)、「韓国、ウソの代償」(扶桑社)など。


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