2019年 12月 7日 (土)

なぜ桑田真澄は「Matt化」されないのか 心理学で見る「実の父ならでは」の理由

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   タレントのMattさん(25)への支持が広がりを見せている。Mattさんといえば、インスタグラムに投稿される独特の画像加工を加えた写真が話題を呼んでいるほか、その加工のテイストについて、「Matt化」という名称が付くなど、早くも「ブランド化」が始まったようにも見える状況だ。

   2019年11月29日早朝には、モデルで女優のトリンドル玲奈さんとの2ショットを掲載したが、2人の顔はこれでもかとの「Matt化」が施されており、人形のような雰囲気に仕上がっている。この投稿にはファンからの「2人ともかわい~」といった声援が続々と寄せられており、Mattさんへの支持が集まっていることが分かる。

  • Mattさんのインスタグラムから
    Mattさんのインスタグラムから

「子供がめっちゃ怖がってた」

   だが、その一方で、Mattさんの画像加工について、「やりすぎだ」とする声も根強い。Mattさんが写真を公開するたびに、ネット上では「需要あるのかな」「もはや理解ができない」「子供がめっちゃ怖がってた」といった声が上がるなど、画像加工が過剰であると難じる声が噴出するなど、「敵」も非常に多いのが実情だ。

   芸能人のSNSにアップされる画像が加工されすぎとの指摘が上がることは多く、J-CASTニュース編集部では2018年に、「もはやツッコミ待ち!? 芸能人はなぜ『バレバレ』な加工写真をSNSに上げてしまうのか」との記事で、芸能人の心理を検証。その結果、

「芸能人を続けていると、『虚像でも許される』という意識が芽生えてしまう」
「『こういう姿でありたい』と思うその姿を、『ファンも望んでいる』と錯覚してしまう」
「『加工なんかしないで等身大のあなたで』とのファンの思いはなかなか届かない」

との分析結果を、経営コンサルタントで心理学博士の鈴木丈織氏から得た。

   しかし、Mattさんについては、その「加工」を支持する向きも多い。そこで、編集部では更なる検証を行うべく、Mattさんを支持する声についての分析を鈴木氏に依頼した。

「キャラクター化」されることで、ファンとアンチが生まれる

   まず、通常は嫌われるはずの「芸能人によるバレバレの画像加工」がなぜ受け入れられているかについて鈴木氏は、

「Mattさんの場合は、その加工の具合が群を抜いて高いのが特徴です。加工の度合いがここまで高いと、人々の心の中では『キャラクター』として認識され始めるため、称賛の声が上がり始めるのです。ただ、キャラクター化していても実際にMattさんという人物は存在しているため、『虚像』との批判を行う人がいなくなることはありません。その結果として、評価が混戦状態になるのは当然のことと言えるでしょう」

   と、Mattさんを受け入れる声が上がると、それと同時に批判も必ず巻き起こってしまうと指摘した。ただ、批判の声がなくならなくても、「『Matt化』という言葉が誕生した以上、芸能人としては大成功を収めたと言って良いでしょう」と、芸能活動には何ら支障はないとの考えも示した。

父・桑田真澄氏には「#パパは肌だけ若返り」

   ただ、「Matt化」をめぐっては、「例外」とでも言える事態が発生している。11月28日にMattさんは、父である元プロ野球選手の桑田真澄氏との2ショットを披露。しかし、その桑田氏の顔は「Matt化」した様子は見られず、当のMattさんも「#パパは肌だけ若返り」とのハッシュタグをつけており、「Matt化」を行っていないことを明かしている。やはり、実の父に対しては、「Matt化」はご法度なのだろうか。これについて鈴木氏は、

「桑田さんはMattさんから見て実の父ですので、Mattさんは幼少の頃から常に桑田さんの『実像』を見て育っています。その実像は強固にMattさんの心の中に固定化されているため、Mattさんは桑田さんの姿を改変することは出来ないのです。一方、『Matt化』を施されたトリンドルさんをはじめ、身内ではない人についてはMattさんはその『実像』を知らないため、その姿を改変することが出来るのです」

   との分析結果を示した。

(J-CASTニュ-ス編集部 坂下朋永)
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