2020年 1月 27日 (月)

上海出身の人気コスプレイヤーLiyuuに聞く 「日本でアーティストデビュー」までの原動力

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   アニメ・ゲーム・コスプレなどなど、日本発のオタクカルチャーは海外でも高い人気を持つようになって久しい。海外のファンも積極的に日本を訪れ、国際交流が図られるようになったほど。中国・上海出身のコスプレイヤー、Liyuu(リーユウ)さんもその1人だが、コスプレを極めて日中で人気のコスプレイヤーとなり、日本でのアーティスト活動も始めている。

   中国の少女が、日本のアニメやキャラクターに憧れ、コスプレを極め、アーティストとして日本のコンテンツに足跡を残すまでになった、そのコンテンツ愛と原動力を聞いた。

(聞き手・構成/J-CASTニュース編集部 大宮高史)

  • 「可愛すぎるコスプレイヤー」として人気のLiyuuさん(2019年11月撮影)
    「可愛すぎるコスプレイヤー」として人気のLiyuuさん(2019年11月撮影)
  • 中国と日本を往復するようになって「秋葉原はすごかったです!お寿司とかのご飯も好きになりました」と日本の印象を語った。
    中国と日本を往復するようになって「秋葉原はすごかったです!お寿司とかのご飯も好きになりました」と日本の印象を語った。

初コスプレは「けいおん!」から

――まず、Liyuuさんが最初に見た日本のアニメは何でしたか?

 幼稚園の頃に見た「カードキャプターさくら(CCさくら)」でした。当時3~4歳くらいだったかなと思います。中国語で吹き替えられていたバージョンでした。そのころは日本の作品だとは知らずに見ていたのですが、中学生の頃、「けいおん!」を見てから日本のアニメを本格的に好きになって。初めてコスプレをしたのも「けいおん!」の平沢唯ちゃんでした。

――その頃、中国ではどんな作品が流行っていたんでしょうか

 学校の中では「家庭教師ヒットマンREBORN!!」や「しゅごキャラ!」で、私も観てました。その頃も今も、日本で勢いがある作品はそのまま中国でも人気がある感じです。今なら「鬼滅の刃」や「ソードアート・オンライン(SAO)」でしょうか。中国産のアニメやゲームもどんどん出てきています。

――「アズールレーン」などは日本に「逆上陸」もしていますね。今お気に入りの作品などはありますか?

「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)」っていう映画です。小さな猫の妖精が主人公のファンタジー映画で、キャラクターの衣装も中国古代の服装がアニメ的にアレンジされていて、絵がきれいでコメディタッチの場面もあれば、シリアスで感動させてくれる場面もあります。

――中国のアニメファンの楽しみ方は、日本に比べてどうでしょうか?

 中国もファン人口はすごく多いです。だから楽しみ方は人それぞれで、コスプレイヤーの撮影、ライブ参加、あとは上海などである大きなイベントなどいろいろなやり方で皆楽しんでいます。日本の作品も中国の作品も分け隔てなく接している感じです。

コスプレを極めて、憧れのアキバとコミケへ

――初めてコスプレをやってみたのが「けいおん!」の平沢唯だったそうですが、そもそもなぜコスプレしたい!と思ったのでしょうか。

 アニメのことをネット調べていた時、コスプレの写真を偶然に見かけたのがきっかけでした。その時までコスプレが何な のか知らなかったのですが、写真を見て「いいな」と憧れて、やってみようと思ったのが最初のきっかけです。

――中国ではどうやってコスプレの勉強を?

 ほとんどネットと自力での勉強です。コスプレイヤーさんの綺麗な写真や動画を探して、それをお手本に自分でどうメイクすればいいのか勉強して、衣装はネットで探し、日本のものを購入したりもしました。アニメ鑑賞でもそうですが、ビリビリ動画が結構役に立っています。

――ただアニメを見るだけでなく、創意工夫でコスプレを追求してきたようですね。

 はい。特に「ラブライブ!」を観ていたころから本格的にコスプレが好きになって打ち込み始めて、μ'sは9人全員やっていました。

――そうして気づいたら、ツイッターやインスタグラムで人気のコスプレイヤーになって、日本のコミックマーケット(コミケ)にも参加するようになりましたが、なぜ日本まで行こうと思ったのでしょうか?

 私が中高生の頃からコミケは中国でも有名でしたから、いつかはこの有名なイベントだし行ってみたいな、という感覚でした。それで大学生になってから2016年の冬コミ(C91)で初参加しました。撮影したカメコ(カメラマン)さんが「可愛い」って後でSNSで画像を上げてくれると、私のテンションも上がります。

――他に日本で、どんな体験をしてきましたか?例えばコミケのコスプレ以外の経験など......

 コミケでは同人誌もたくさん読んでみたいんですが、いつも忙しかったり、迷子になってしまったりで(笑)、まだ同人誌の方は回りきれていません。それと、コミケの前に日本の京都、東京の街も行くことができて。桜がきれいな季節で、秋葉原にも行ったんですが、アニメで見た街が本当に目の前にあるんだ!実在するんだって大興奮でした。中国にはあんな「オタクの街」みたいな場所はないんです。

――月末にはC97(12月28日~31日)も近づいていますが、次にコスプレするキャラクターとかは決めていますか?

 それが...まだ決まっていません(笑)。ただこれからもゲームもアニメも、いろんなキャラクターになってみたいです。

憧れたクリエイターと一緒に楽曲を

――そんな中で、2020年1月から放映のアニメ「はてな☆イリュージョン」の主題歌「Magic Words」でのメジャーデビューが決まりました。

 本当に不思議な感じなんです。ずっとアニメの音楽が好きで、コスプレから少しずつ日本での表現の世界に近づいて...自分が歌えるんだ、ということにドキドキしています。

――もうレコーディングまで済んでいますね。

 まだ高校生の頃、全くの趣味でアニソンをカバーして、「歌ってみた」みたいな感じで動画を投稿していた時もあるのですが、そのころは日本の文字がわからずアルファベットに起こして無理矢理に歌っていました。「はてな☆イリュージョン」は、登場人物たちがマジックを操る世界観のアニメなんです。そんな浮世離れした作品に、ポップで可愛いメロディがマッチしていて楽しい曲でわくわくします。今は日本語でちゃんと歌えるのもうれしくて。楽しみながらレコーディングできました。

――その前にもゲーム「ドラガリアロスト」で「Polaris」「Singing In The Rain」と、挿入歌を2曲歌っています。

「ドラガリアロスト」の2曲と「Magic Words」はTAKU INOUEさんが作曲してくれました。中国でのファン時代から「アイドルマスターシンデレラガールズ」など作曲されていた人だなと名前は知っていて...何かこう、中国と日本で距離は遠くても、今こうやってクリエイターの皆さんとご一緒することができてとても嬉しいです。

――初めて観た「CCさくら」から20年近く日本のアニメに接してきて、今に至るまでコスプレ・音楽といった「活動」を続けてこられた原動力は何だと思いますか?

 やっぱり「アニメが好き」で、いろいろな作品をずっと観てきた、その気持ちだと思います。「続けたい、続けていきたい」という気持ちからコスプレも続けてきましたし、今後もずっと続けていきます。

――そしてアーティスト活動にファンイベントなど、マルチに幅を広げています。

 まだ歌手としては始まったばかりなのですが、その分いろいろ経験をして、アピールしていきたいです。コスプレイヤーとしての私のファンにも、これからもっといろいろな「私」を見せていきたいので、中国の方も日本の方も、ぜひ注目してください。

Liyuuさん プロフィール
リーユウ 中国・上海出身。1月9日生まれ。ツイッター・インスタグラムのフォロワーはそれぞれ45万9000、43万5000(2019年12月上旬現在)を超す人気コスプレイヤー。20年1月22日発売予定の「Magic Words」でアーティストデビューが決定。また19年12月15日に東京のTFTホールにてファンミーティングも開催予定。

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