全国高校ラグビー(東大阪市・花園ラグビー場)決勝戦が2020年1月7日に行われ、桐蔭学園(神奈川)が御所実(奈良)を23-14(前半3―14)で下し、令和初の王者となった。「ラグビーW杯2019日本大会」で活躍した同校OBの松島幸太朗選手(サントリー)も、ネット上で祝福のコメントを送った。ボタン付きのレプリカジャージでツイート優勝が決まった瞬間、桐蔭学園の藤原秀之監督は深く息を吸い、喜びをかみしめるようにうつむいた。2011年の同大会。桐蔭学園は東福岡(福岡)と決勝で、31―31の同点による両校優勝を果たした。しかし、単独優勝は初。藤原監督は、「まあ、いろいろありましたんで。(追う立場で)後半、しっかりと立て直せた」序盤は相手の厳しいディフェンスに苦しめられたが、後半はSO伊藤大祐主将(3年)の華麗なるランとパスワークで、優位に試合を進めた。この優勝を誰よりも喜んだのが、同校OBで日本代表WTBとして活躍する松島選手だった。松島選手は2011年の両校優勝時に、桐蔭学園のジャージを着て出場した。ツイッターには、ボタンの付いたレプリカジャージを着て、「初単独優勝!桐蔭学園おめでとうございます!^^」と即座にコメントを寄せた。これで同校は「選抜」、「7人制」、「花園」の高校3冠を達成。松島選手も、1月12日に開幕するトップリーグ(TL)で、サントリーの選手としてプレーする。日本中が熱狂したW杯8強、そして母校初の単独優勝。自身も2季ぶりとなるTL王座奪還に向け、これ以上ない開幕を迎えられそうだ。(J-CASTニュース編集部 山田大介)
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