2024年 4月 27日 (土)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち 一般教書を引き裂いたペロシへの「視線」

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「見ていて爽快」「相当焦りがあるはず」

   テレビで一般教書演説を見たというニュジャージー州トレントン郊外に住むニコール(20代)は、「ペロシの原稿破りは、見ていて爽快だった」という。

「オバマの功績をまったく無視して、好景気を自分の手柄にし、医療を破壊しているのは自分なのに、民主党のせいにしている。演説が始まる前から共和党議員たちが『4 more years!(あと4年!)』と連呼して、まるで支持者集会よ。招待した人たちのお涙頂戴の演出もテレビのバラエティ番組みたいで、選挙戦に利用しているのが見え見えだわ」

   一方、トランプ支持者らはそろって、「ペロシは子供じみている」「米国と国民に対する侮辱だ。辞職すべきだ」「トランプの舞台を最後で全否定し、自分のものにすり替えた」「招待された人たちの思いをも引き裂いた」と厳しく批判している。

   次期大統領選挙でもトランプ氏に投票するというジョージア州コロンバス在住のマックス(30代)は、「トランプの言うことに誇張はあっても、うそはない。でも少しくらい誇張があったって、それが何だっていうんだい? 国民のためにやるべきことをやってくれれば、それでいい。あの演説を聞いて心を動かされないアメリカ人がいるなんて、信じられないね」と首を傾げる。

   マックスはトランプ氏の再選を信じているという。「ペロシもそう思っているから、行き場のない怒りをぶつけるんだ。民主党アイオワ州党員集会の結果確定が遅れるわ、トランプ弾劾も実現しないわ、相当焦りがあるはずだ」。

   FOXニュースの司会者ローラ・イングラハム氏は、一般教書演説の翌日、自分の番組でこう語った。

Last night she showed the world who she really is....A white suit didn't make her look more angelic. It was the color of surrender. (彼女は昨晩、自分の本当の姿を世界に見せつけました。白いスーツを着ていても、天使のようには見えなかった。あれは「降伏」の色でした。)
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