2021年 5月 17日 (月)

「武漢肺炎」と呼びたがる国会議員と、「日本肺炎」誤訳に煽られる人々

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中国大使館「武漢肺炎はもともと存在していない」

   これに対し、中国大使館は3月1日、「その文章の意味は『日本でのコロナウイルス感染状況が変化している』、『日本新型コロナウイルス肺炎』という意味ではまったくないので、正しく理解していただければと存じます」などとツイッターで説明し、対応に追われた。

   一方、坂東氏は2月28日、誤解を招くと元のツイートを削除したものの、その後、大使館文書の表現があいまいで、後々意味がすり替えられると危惧してツイートなどをしたとし、主張そのものは変えていないようだ。

   「武漢肺炎」については、坂東氏も、高須氏に近い考えを示し、「ここでなぜ『武漢肺炎』と呼ぶべきか? それは過去の歴史捏造に学んだから」「今しっかりと詰め将来の捏造を予防すべき」と山田氏の国会発言に賛辞を寄せていた。

   とはいえ、世界保健機関(WHO)は2015年5月、新しい感染症の命名に関するガイドラインを発表し、差別や偏見を避けるため、特定の地名などを結びつけないと定めている。このことから、今回の新型コロナウイルスによる感染症は、地名などと関わりのない「COVID-19」という名称になった経緯がある。にもかかわらず、命名後も山田氏のように少なからぬ人たちが、「武漢肺炎」という呼称を意識的に使い続けている状況だ。

   山田氏の提唱について、元新潟県知事の米山隆一氏は3月3日、「肺炎を『武漢肺炎』と言えば、国民が一丸となって感染を抑えられるとでも思っているんですかね」と批判し、「感染症に乗じて差別や民族対立やデマを煽る人が多い事に極めて残念な気持ちになります」と漏らした。

   中国大使館は4日、ツイッター上での「早く武漢肺炎無くなってほしい」との呼びかけに対し、こうリプライを送っていた。

「武漢肺炎はもともと存在しておらず、COVID-19か新型コロナウイルス関連肺炎という物を撲滅します!」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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