2020年 6月 4日 (木)

志村けんさんがテレビ界に与えた功績 世界中へ波及した「視聴者投稿ビデオ」

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   お笑い芸人の志村けんさん(70)の死去のニュースが駆け巡った2020年3月30日午前の日本列島。国民的お笑い芸人の訃報を受け、ネット上では志村さんが出演した数々の番組の名前を出しつつ、その死を悼む声がネット上に続出している。そんな中、ひときわ目を引くのが、「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」(TBS系)についての話題だ。

   同番組は1986年1月から1992年3月まで放送。志村さんと加藤茶さん(77)がコンビを組み、多数のコントを放送して視聴者の人気を博した番組だが、番組中にはコントとは一線を画したコーナーがあった。それは、「視聴者投稿ビデオ」だ。

  • 志村けんさん(2016年撮影)
    志村けんさん(2016年撮影)
  • 志村けんさん(2016年撮影)

発案者は志村さんだった

   そのタイトルは「おもしろビデオコーナー」。同コーナーの発案者は志村さんで、当時、普及が始まったばかりの家庭用ビデオカメラを使って視聴者が自ら笑いを狙って撮影した動画、または、コミカルに撮影できてしまった映像が紹介されていた。同コーナーは視聴者から絶大な人気を博したほか、2013年にはフランスで開かれた「世界のテレビを変えた50作」に出品され、その1つに選出されるなど、そのクオリティーの高さでも知られる。当時の報道を振り返るべく、同年4月2日の産経新聞(東京朝刊)を見てみると、

「『おもしろビデオコーナー』は、米ABCテレビにフォーマット販売され、ABCはその米国版を1989年から放送中。500回を超える長寿番組となり、100カ国以上に輸出されて世界的な『視聴者ビデオ投稿番組』ブームのきっかけを作った。それが今回、"元祖"に当たる同コーナーが『視聴者投稿ビデオを根付かせた』として選出された理由となった」

   と、その功績を讃えている。

スタッフの懸念を押し切って、コーナーは始まった

   なお、2019年には当時を振り返る企画が「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)で、志村さんを招いて放送された。番組中では、「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」が「8時だョ!全員集合」の後継番組(毎週土曜の20時枠)であることが放送されるなどしたほか、ビデオカメラの普及率がまだ低いと懸念するスタッフを志村さんが説き伏せてコーナーが始まったことなどが明かされた。

   番組ではこのほか、志村さんが1950年に東京都東村山市(当時は東村山町)に3人兄弟の末っ子として誕生したことや、礼儀やしつけを叩き込まれた自身の父親について、また、師匠である「ザ・ドリフターズ」の故いかりや長介さんとのエピソードなどを懐かしそうに語る志村さんの姿が視聴者の間で話題になった。このため、志村さんの訃報を知った視聴者からは、

「昨年放送された金スマの志村けんさん 再放送して欲しい 私は8時だよ全員集合をしらない世代だけど けんさんの半生をこの番組で知って 周りに愛される理由を知れました」

   といった声がネット上に上がるなどしている。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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