2024年 4月 25日 (木)

「100人近くが喋り続ける職場に恐怖」 コールセンター従業員が訴え、3キャリアに対応を聞いた

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「派遣社員は出勤させるような非正規差別もあった」

   コールセンターの現場の状況は、一体どうなっているのだろうか。

   非正規社員も含め広く相談に乗る労組「総合サポートユニオン」の青木耕太郎共同代表は4月13日、取材にこう明かした。

「コールセンターのスタッフからは、3月に入って、15件ぐらい相談が来ています。ワンフロアで100人を超えたり、多くの人が密集して手を伸ばせば届く距離にいたりするという話も聞きました。敷居が非常に低くて、しゃべれば唾が飛ぶほどだったこともあります。マスクが義務付けられていないこともありました。改善されていない企業のコールセンターは、たくさんありますね。大手キャリアからも相談があり、人員を減らすといっても、現場で守られていないケースがあるようです」

   企業の中には、社員や契約社員は在宅にして、派遣社員は出勤させるような非正規差別も見られたという。在宅勤務ができる内容でも、させてくれないところもあるとした。

   青木さんは、会社が対策を取ってくれないなら、補償もある会社都合の休業にしてもらうよう掛け合うことを提案する。それでもダメな場合は、加入する労組を通じてストライキを起こすことが考えられるという。現在、相談に乗っているケースがあり、ストの準備もしていると明かした。

   「そもそも通販会社などの不要不急のコールセンターは、休業が望ましいと思います。都などが休業要請に加えることを検討してもいいのでは」と青木さんは話している。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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