2024年 4月 26日 (金)

日本看護協会長がメディアに指摘 報道されない「焦点」とは

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コロナ差別解消へ「答えは一人一人の中に」

   現場で働く看護師に対するメンタル面のケアで、周囲が気をつけるべき点を記者から問われた福井会長は、

「看護職の置かれている立場を想像してもらいたい。そうすれば、看護師が発している(不安の)言葉に対し『それくらい大丈夫でしょう』とか『感染したのはあなたの責任でしょう』、『あなたがそばに来るとうつるかもしれないから、もっと距離を置いて』とか、そういう(非情な)言葉は出てこないと思います」

   と語った。

   また、看護師に対する偏見や差別は「知識が足りない」ことで起こると指摘。問題解消のためにはマスメディアの働きが求められるとした。

「(マスメディアには)情報を正しく伝えていただく役割が必要ではないかと思っている。看護職がどういう状況で働いているから感染のリスクが高いのか、というところに焦点を当てられた報道はまだないのではないでしょうか。そこにぜひ焦点を当てていただきたい」

   ただ、正しい知識を得たとしても「誰かの回答を待つのでは無く、答えは一人一人の中にある」とし、「自分の中から何故そういうこと(編注:差別など)が起こるのかを問いかけてもらい、自分が自分の行動を変えていかないといけないと、(問題の解消は)難しい」と「自省」の必要性を説いた。

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