2020年 7月 9日 (木)

「誰が指導者でも...」 ポンペオ氏が北朝鮮に仕掛けた「釣り針」

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   北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の写真付きの動静報道が途絶えて10日以上。仮に正恩氏が執務できない状態になった場合、誰がその役割を引き継ぐかについて「頭の体操」も活発化してきた。有力視される人物の一人が、妹で党第1副部長の与正(ヨジョン)氏だ。

   そんな中で、米国のポンペオ国務長官は米メディアとのインタビューで、与正氏が指導者になった際の対応について聞かれて「北朝鮮の指導者が誰であろうと、我々は北朝鮮に核プログラムを断念してもらいたい」などと発言した。北朝鮮はこれまで「米国務長官ポンペオ」と呼び捨てにするなど、ポンペオ氏の発言に反発してきた経緯がある。今回の発言も北朝鮮を刺激するとみられ、北朝鮮側の反応が注目される。

  • 2018年5月に米国のポンペオ国務長官は平壌を訪問し、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長と握手していた(写真は労働新聞から)
    2018年5月に米国のポンペオ国務長官は平壌を訪問し、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長と握手していた(写真は労働新聞から)
  • 2018年5月に米国のポンペオ国務長官は平壌を訪問し、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長と握手していた(写真は労働新聞から)

「白頭山血統」重視するなら後継は正恩氏の子どもだが...

   北朝鮮は、「白頭山血統」と呼ばれる金日成主席の直系血族を重視する傾向がある。そのため、本来なら正恩氏の子どもが後継者として有力視されるところだが、まだ幼い上に国内外ともに知名度がゼロだ。そこで、すでに党の肩書を持ち、3月3日に自らの名義で韓国を非難する声明を出すなどして存在感が高まっている与正氏を後継として有力視する向きもある。

   こういったことを背景に、2020年4月23日(米東部時間)のフォックスニュースのインタビューで、与正氏が指導者になった場合の対応に関する質問も出た。ポンペオ氏は、引き続き米国が検証可能な形での核廃棄を求めながら、こういった方針は「北朝鮮を率いるのが誰であろうと同じ」だと繰り返した。

「与正氏には何回か会う機会があったが、課題は一緒だ。目標は変わらない。北朝鮮の指導者が誰であろうと、我々は北朝鮮に核プログラムを断念してもらいたいし、国家連盟(編注:6か国協議などの国際的枠組みを指すとみられる)にも参加してほしい。我々は北朝鮮国民の明るい未来を望んでいる。しかし、北朝鮮は非核化しなければならないし、それは我々が検証可能な方法で行わなければならない。それは北朝鮮を率いるのが誰であろうと同じだ」
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