2020年 12月 2日 (水)

コロナで「ボーイング787」生産半減 部品提供の日本企業にも打撃

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   主力機の墜落事故に加え、新型コロナウイルス感染拡大による世界的な航空需要の縮小により、経営危機に陥っている米航空機大手ボーイング。需要の縮小が長期化すると見込み、中型と大型の旅客機の生産を減らす計画を決めた。

   日本企業が主力部品を供給する中型機「787」は、現在の月産14機から2022年までに7機に半減させる予定になっており、サプライヤーの日本企業にとって深刻な打撃となりそうだ。

  • ボーイング787型機の生産縮小の影響は日本企業にも及ぶ。写真は初号機「ZA001」。中部国際空港内の商業施設「FLIGHT OF DREAMS」(フライト・オブ・ドリームズ)で展示されている
    ボーイング787型機の生産縮小の影響は日本企業にも及ぶ。写真は初号機「ZA001」。中部国際空港内の商業施設「FLIGHT OF DREAMS」(フライト・オブ・ドリームズ)で展示されている
  • ボーイング787型機の生産縮小の影響は日本企業にも及ぶ。写真は初号機「ZA001」。中部国際空港内の商業施設「FLIGHT OF DREAMS」(フライト・オブ・ドリームズ)で展示されている

エアバスも主力機「A320」減産

   ボーイングは世界最大の旅客機メーカーであり、旅客機市場を欧州のエアバスと二分している。旅客機だけではなく、軍用機やミサイル、宇宙機器などの開発・製造も担っており、自動車と並んで米国の製造業における存在感が大きい企業だ。しかし、主力機「737MAX」は2度にわたる墜落事故を起こして安全性が問われ、世界中の航空会社が運行を停止している。購入のキャンセルも相次ぎ、400機近い在庫を抱えているという。

   この厳しい経営環境に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が追い打ちをかけた。感染拡大を防ぐために世界各国が人の移動を制限しており、国際民間航空機関(ICAO)の試算によると、パンデミックが起きなかった場合と比べ、2020年の乗客は最大で15億4000万人減少し、航空会社は全体で2730億ドル(約29兆円)の減収を余儀なくされるという。既に日本航空(JAL)やANAホールディングス(HD)も含めた世界各国の航空会社は、2020年1~3月期の純損益が赤字に転落したと発表している。航空会社は多額の投資になる航空機の購入計画を縮小せざるを得なくなってくる。ボーイングに限らず、エアバスも主力機「A320」などの生産を削減すると発表している。

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
姉妹サイト
    loading...
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中