2020年 6月 7日 (日)

黒川氏「進退」、産経だけ朝刊で伝えず 同じ「当事者」朝日と比べると

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産経は単に「賭けマージャン報道」、辞任の見通しに言及せず

   ただ、黒川氏の進退をめぐる両紙の報道ぶり(いずれも東京本社最終版)は対照的だった。朝日は1面トップで「黒川検事長が辞意 賭けマージャン認める」と報じ、第2社会面(28面)に

「マージャン報道後、急転 緊急事態中、記者らと 黒川氏辞意」

の見出しで関連記事を掲載。その記事の下に「本社社員も参加、おわびします」の小見出しで、広報部のコメントを載せた。

   なお、朝日の東京最終版は「14版△」と呼ばれる。そのひとつ前の、郊外に配達される「14版」と呼ばれるバージョンでは、1面には黒川氏の話題は登場せず、第2社会面に

「黒川検事長マージャン 週刊文春報道 緊急事態中 記者らと」

という見出しの記事を載せるにとどめていた。

   対する産経の1面トップは台湾の蔡英文総統の2期目就任に関する話題。黒川氏の話題が登場したのは総合面(3面)で、見出しも「黒川検事長 賭けマージャン報道 文春『本紙記者らと今月』」。辞任の見通しについて言及はしていない。この記事の下に、「取材源秘匿は責務 不適切行為あれば対処」の見出しで、自社の見解を説明した。なお、ウェブ版では8時34分に辞任の見通しを報じている。

   他の全国紙3紙は、そろって辞任の見通しに触れている。読売新聞は1面の3番目の項目で「黒川検事長、辞任の意向 緊急事態中 マージャン報道」、毎日新聞も1面の3番目扱いで、「黒川検事長の交代検討 法務省 賭けマージャン文春報道」の見出しで報じている。日本経済新聞は政治面(4面)に

「黒川検事長 辞任論強まる 報道受け与党内でも」

と題した記事を載せている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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