2020年 7月 10日 (金)

旅雑誌「ワンダーJAPAN」出版不況でも復活 ワンダーJAPON編集長が語る「紙メディアの魅力」

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毎日酷使する現代人の目にビルベリー由来アントシアニン!

「不思議」ではあるが、決して「オカルト」ではない

関口: ワンダーJAPAN、及び、ワンダーJAPONに掲載されている「廃墟」「異空間」「パワースポット」「秘宝館」ですけど、これらを子供のころから好きだったかと言うと、必ずしもそうではなかったんです。でも、確かに子供のころから「不思議なもの」は好きでしたね。ただ、不思議なものと言っても「オカルトそのものが好き」というわけではなかったんです。

   ――と、いいますと?

関口: むしろ、オカルトとされているものが「なぜ、オカルト視されるようになったか?」という形で興味を抱くことが多かったです。例えば、「○○という廃墟では幽霊が出る」っていう「都市伝説」が流布されているとするじゃないですか。でも、そんなのは後付けの情報なんですよ。そうじゃなくて、「幽霊が出る」とか言われている場所って、そこを訪れた人間に妄想をかき立てさせる力、つまり、「視覚的な何らかの要素」があると思うんですよ。私はそういうことを考えることが好きなので、そういう要素がありそうな景色をワンダーJAPANを通じてお伝えしてきたんです。

   ――なるほど。そうなると「廃墟マニア」な人たちは、やはり、「怖いもの見たさ」の感情が強いということでしょうか?

関口: それも確かにありますけど、「無常感」が好きなんじゃないですかね。「軍艦島」もそうですけど、「廃墟」である以上、かつては栄えていたわけじゃないですか。でも、今は朽ち果てている。そういう所に対して、「廃墟美」とでもいうものを感じる人が廃墟マニアになっていくのではないでしょうか。

   ――なるほど。「廃墟美」ですか......。ところで、6月24日発売のワンダーJAPONですが、掲載されている写真は日本中の色々な箇所を撮影したものですが、全部ご自身で撮影されたんですか?

関口: 自分で撮りに行ったのが7割、他の人に頼んだり募集したりしたものが3割といったところです。ちなみに、海の中の写真は「国内の廃墟には行きつくした人が、海の廃墟を撮影してきた」というものです。ワンダーJAPAN時代とコンセプトは変えていませんが、かといってマンネリにはしたくないので、ネタ選びは常に気を使っています。今回では、新しい要素として「展望台」を入れています。

   ――展望台......。何だかありきたりな感じがしますが......。

関口: そう思われるかもしません。しかし、今回は「展望台を見に行く」というアプローチをしています。普通、「展望台」とは、「景色を見るために登る」ものであり、展望台自体を見に行くことはありません。ですが、展望台はどれも「1点もの」。もちろん、「東京タワー」「東京スカイツリー」といった有名な展望台は、すでにファンはいますが、日本各地にある、「これ、登る価値あるのかな?」と思ってしまうような小規模な展望台であっても、デザインは1つ1つ違っており、実に個性的で見ごたえがあるんですよ。

   ――確かに......。「展望台を見に行く」という発想はありませんでした。

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