2021年 6月 24日 (木)

日本が「制限緩和」しても、行こう!ってなるかと言えば... 台湾ネット民の本音

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   日本政府は2020年6月後半から、出入国制限緩和に踏み切った。

   第1弾は、ベトナム、タイ、オーストラリア、ニュージーランド。これに、新型コロナを抑え込んだとも言える台湾が入っていないということに両国のネットユーザーから疑問の声があがったが、7月10日には各中国、韓国、台湾など10カ国・地域を対象に制限緩和に向けた交渉に入ることが報じられた。

   小池百合子都知事が「感染拡大警報を発すべき状況」だと述べる傍ら、「GoTo キャンペーン」を推し進める政府。混沌が続く中、台湾の人々はこの制限緩和にどういった心情を抱いているのだろうか。

  • 台湾の人々が、日本に安心してこれる日は…(イメージ)
    台湾の人々が、日本に安心してこれる日は…(イメージ)
  • 台湾の人々が、日本に安心してこれる日は…(イメージ)

台湾は日常生活を取り戻している

   台湾当局が提供する健康促進アプリ「疾管家」によると、7月16日時点の総感染者数は452人、うち死者は7人。この日、フィリピンから帰国した1人に感染が確認されたが、適切な隔離が行われたため市中感染にはつながっていないと報告された。そして440人が既に隔離期間を終え、それぞれの生活に戻っている。

   この様に海外から持ち込まれることはあれど、台湾国内で爆発的に広がるという事態にはなっていない。故に人々はすでに、新型コロナにおびえることなく日常生活を送っていると言っても過言ではないだろう。

   夏季に突入し暑さのあまりマスクをしていない人も多いそうだが、それでも国内感染者は増加しないまま今に至っている。手洗いや消毒、そして公共の場でのマスク着用は徹底するも、会食や国内旅行は普通にできており、ホテルは軒並み満室が続いているとのこと。外国人観光客が集まるような大きな夜市や土産物屋は休業している店舗が多いが、地元民が利用するような場所はほぼ通常通りだ。

「最初は台湾を何故緩和しない?と思ったけど...」

   台湾から来日した人数は2019年だけで500万人近くと、人気の旅行先として名高い日本だが、今回の制限緩和に対しネットからは不安な声が相次いでいる。

   台湾の外交部(外務省にあたる)が7月14日、韓国紙「中央日報」による「日本の安倍晋三首相が、第2弾の交渉対象として台湾を優先する意向」「韓国が台湾より後回しになる可能性。しかし台湾当局は日本による出入国制限の緩和に『無関心』」という報道を「誤報だ」と否定したことからも、政策が大きな注目を浴びる一因となった。

   台湾版Yahoo「Yahoo奇摩」のコメント欄には、下記の様なコメントが相次いでいる。

「最初は台湾を何故緩和しない?こんなに抑え込みが成功してるのに?と思ったけど、よく考えたら緩和されたって怖くて旅行には行けない」
「(旅行へ行って)自分が感染しないという保証はない」
「今海外へ遊びに行って、感染したとしても治療費は自己負担にさせるべき」
「極端な意見かもしれないけど、日本は未だコロナを抑え込めていない。今行き来したら台湾全体に迷惑がかかる」

   あくまで緩和されるのは「ビジネス」での往来とみられるが、観光旅行も含めて、現時点では否定的な声が目立つ現状だ。

   ここ数か月、台湾で確認された感染は殆どが海外からの帰国者であるため、この緩和政策に強い警戒を示すのは無理もない。とはいえ、彼らも「海外旅行に行きたい!」という気持ちは強いため、お互い複雑な心境を抱えていると言ったところだろう。早く気軽に行き来できる環境に戻ればよいのだが、日本の現況を鑑みると、もう少し先の話になりそうだ。

(フリーライター 室園亜子)

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