2024年 4月 27日 (土)

球界OB「ベンチの意図が明確でないように見える」 自力優勝「消滅」DeNAの弱み

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   プロ野球のDeNAは2020年9月13日、横浜スタジアムで中日と対戦し2-3で敗れた。先発・大貫晋一投手(26)が6回7安打3失点と試合を作り7回から継投に入った。打線は初回、4回と1点ずつ返し1点差まで迫ったが逆転ならず。接戦を落としたチームはこれで首位・巨人とのゲーム差が「11」にまで広がり、46試合を残して自力優勝の可能性が消滅した。

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5回無死2塁の好機生かせず...

   初回、先発・大貫が中日打線につかまった。先頭・大島洋平外野手(34)に内野安打を許し続く平田良介外野手(32)を四球で歩かせた。無死1、2塁のピンチでソイロ・アルモンテ外野手(31)にタイムリーを打たれ1失点。なおもピンチは続き、無死1、3塁からダヤン・ビシエド内野手(31)に犠牲フライ。この回2点を失い、3回には平田にソロ本塁打を浴び3回までに3点を失った。

   打線は2点ビハインドの初回、ネフタリ・ソト内野手(31)が、中日先発・吉見一起投手(35)のスライダーをレフトスタンドに叩き込んだ。4回には頼れる4番・佐野恵太外野手(25)のツーベースでチャンスを作り、1死1、3塁の場面で柴田竜拓内野手(26)がライト前にタイムリーを放ち1点差に詰め寄った。さらに1死1、2塁とチャンスが続いたが得点することが出来なかった。

   この日悔やまれるのが1点ビハインドの5回の攻撃だろう。1番打者から攻撃が始まるチャンスに先頭・梶谷隆幸外野手(32)がツーベースで出塁。2番タイラー・オースティン外野手(29)はサードライナーに倒れ、3番ソトは死球で歩き1死1、2塁で佐野を迎えた。4番のバットに期待がかかるも佐野はショートフライ、5番・宮崎敏郎内野手(31)はライトフライに打ち取られ、無死2塁の好機を生かせなかった。

投手2枚看板が戦世離脱で戦力ダウン

   今シーズン、アレックス・ラミレス監督(45)は独自采配を貫いてきた。打線では投手を8番に起用し、送りバントがセオリーの場面では積極的に打たせてきた。シーズン開幕前はDeNAの優勝を予想する評論家も見られたが、結果は74試合目で自力優勝が消滅。セ・リーグの球界OBは「今シーズンのDeNAを見ると、ベンチの意図が明確でないように見える。そのため選手が迷いながらプレーしているように見えます」と指摘する。

   チーム打率は巨人の.258を上回るリーグトップの.273をマークし、チーム得点も巨人の「339」に次ぐ「322」を記録。一方で失点は巨人よりも60点以上多い。8月に入ってエース今永昇太投手(27)と平良拳太郎投手(25)が戦線離脱。同じく登録抹消となっていたオースティンがようやく復帰したが、首位・巨人の背中は遠のくばかり。残り46試合、ラミレス監督の厳しい戦いが続く。

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