2024年 4月 26日 (金)

去り行く「185系」とホームライナー 東海道線「特急体系一新」はひとつの時代の区切りに

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特急「新料金体系」へ一本化進む

   特急格上げのトレンドの背景には何が考えられるか。関東の鉄道史や鉄道事情に詳しい鉄道ライターの枝久保達也さんは「料金は上がる代わりに車両のグレードを上げ、各線でサービス形態も統一してわかりやすくする狙いがあると思います」と話した。

   ホームライナーの場合、座席番号まで指定される列車と着席保証だけの列車があり、線区によってサービスがまちまちだった。JR東日本が導入を進めている新しい特急券は事前購入を前提とし、自由席と指定席の区別をなくした。また繁忙期・閑散期・通常期の区別をなくして通年同じ料金としている。乗車前に確実に自分の座席を指定でき、さらに「えきねっとチケットレスサービス」で予約をすれば100円割引となるので、料金のシンプル化と切符のチケットレス化を進めたい狙いもJRにはあるだろう。

   もっとも枝久保さんによれば「埼玉に住んでいるのですが、沿線のホームライナーが『スワローあかぎ』に置き換えられた当初は客足が落ちたように思います。新しいシステムにハードルが上がったと感じた人はいたかもしれません」とのことである。新しい特急券ではライナー券と違って、座席指定をしておかないと後から座席を指定した乗客に席をゆずらなければならない難しさもあるので、東海道線でも湘南ライナーの乗客がそのまま特急に移行するかは未知数だ。

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