2024年 4月 24日 (水)

紳士服店がカラオケに、焼き肉店に... 生き残りへ「転換」が加速

娯楽業や飲食業は競合店舗が既に多い

   大手3社はスーツ離れに歯止めをかけるのは難しいと見込んで、コロナ禍の前から店舗の業態転換に踏み切っていた。中でもAOKIホールディングスが先行しており、紳士服販売から撤退したロードサイド型の店舗を改装して、インターネットカフェ「快活CLUB」やカラオケ店「コート・ダジュール」などへの転換を進めており、同社ではこうした娯楽業の店舗数が祖業の紳士服の店舗数に肩を並べる程度まで増えている。青山商事も既存店舗を改装して、100円ショップ「ダイソー」や飲食店「焼肉きんぐ」、フィットネスジム「エニタイムフィットネス」のフランチャイズ店舗を展開している。

   もっとも娯楽業や飲食業は競合店舗が既に多く、業態転換後も安定的な収益を確保できるとは限らない。コロナ禍のなか、生き残り競争は始まったばかりだ。

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