2024年 4月 18日 (木)

SixTONESの渋谷ジャックがファンに「エモい」理由 ジャニーさんに「再結成」直談判した聖地

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   2021年1月6日に1stアルバム「1ST」をリリースしたSixTONES(ストーンズ)が今、渋谷の街を「ジャック」している。SHIBUYA109ではコラボキャンペーン(1月17日まで)を行い、渋谷駅前にも「1ST」の広告看板が展開、大型スクリーンにもSixTONESのPVが映る。

   渋谷をSixTONESが席巻しているのは、街とのコラボ企画以上の意味がある。SixTONESとファンにとってはメンバーの絆を固めた聖地だったからだ。

  • SHIBUYA109を飾るSixTONES
    SHIBUYA109を飾るSixTONES
  • SHIBUYA109を飾るSixTONES

「バカレア高校」の後でバラバラに

   現在、SHIBUYA109渋谷店では「1ST」の発売を記念した展示イベント「SixTONES 1ST Exhibition」が開催中(1月11日まで)で、収録曲に関するコメントや会場内でしか観ることができないソロカットのパネルが掲出されている。この渋谷店とMAGNET by SHIBUYA109では「1ST」の収録曲が店内で流れ、「SixTONES 1ST Exhibition」には待機列が設けられる程の盛況ぶりだ。

   SixTONESの6人が初めて集まったのは2012年のドラマ「私立バカレア高校」(日本テレビ系)で、6人が主役級に起用された時。この頃はまだSixTONESという名前はなく、ドラマから「バカレア組」と通称がついていた6人だが、13年以降は6人バラバラで仕事をすることが多かった。

   しかしバカレア組への思い入れは強かった。当時の出来事をSixTONESのYouTubeチャンネルに19年10月投稿の動画「SixTONES - Tokyo Drive」でメンバーが回想している。ジェシーさんが「もう1度6人でやりたいね」と髙地優吾さんにポツリと話したのをきっかけに、髙地さんが他の4人にも声をかけて再集結。それが渋谷ヒカリエ内にあるウナギ料理店だった。動画の中でその思い出の店で当時を振り返っている。

   その場で決意を新たにした6人を代表し、ジェシーさんが電話でジャニー喜多川さん(2019年7月に死去)に直談判、そのままの勢いでジャニーさんに会いに行き、「SixTONES」のグループ名までもらったという(この時の読み方は「シックストーンズ」)。2015年5月にSixTONESのグループ名が正式に発表される半年ほど前のことだという。当時のことをリーダーの髙地さんは、

「みんな乗り気だったよ。『もう一度、6人でステージに立ちたいね、ジャニーさんにお願いしてみよう』って。今でも覚えてる。ジェシーが『思い立ったらすぐ行動しない?』って言い出して、店内で込み入った電話はできないから、俺とジェシーで11Fのエントランスにあるソファに座ってジャニーさんに電話して。今から会えるよって言ってもらえたから、そのまま6人で会いに行って、『1曲でいい、6人でやりたい』ってお願いした。ジャニーさん、すごい親身に相談に乗ってくれてグループ名まで考えてくれてね」(「Myojo 」2021年2月号より)

   と今も鮮明に振り返っている。

   「SixTONES - Tokyo Drive」でも明かされているが、バカレア組が一度バラバラになっていた時期、森本慎太郎さんや京本大我さんは退所も考えていた。まだメジャーデビューできるかどうかも分からなかった頃、ジェシーさんの一言がきっかけとなった再結集で、より6人の絆が深まった。「タイミングがよかったんだと思う。みんなが思い詰めていた時に再会のタイミングが訪れたのは」(松村北斗さん「STAGE navi Vol20」より)となった、その思い出の場所が渋谷なのだ。

   「全部あの6人だったからなんだって気づいた。6人が集まったときのエネルギーすごかったよね。誰かが欠けたらだめなんだって(ジェシーが)言ってたんですよね」(「Myojo 」2021年2月号より)と髙地さんが語るほどの結束の厚さも、Jr.時代のこれらのエピソードあってこそだろうし、それを知る長年のファンにしてみれば「聖地」渋谷で「1ST」の門出を祝えることがたまらなく嬉しく、「エモい」というわけだ。

   渋谷駅東口のヒカリエからは、SixTONESがジャックしている西口の光景が一望できる。ちなみにヒカリエにはミュージカル劇場の東急シアターオーブもあり、この舞台にメンバーが立つこともあればそれもファンには感慨ひとしおだろう。

(J-CASTニュース編集部 大宮高史)

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