2024年 4月 24日 (水)

国税庁のイベントでクラフトビール買えるぞ! コロナ禍の業界支援策、参加方法は?

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   国税庁は2021年1月23日、30日、2月6日、13日に「クラフトビール・オンラインフェス」を開催する。

   内容は参加者が事前に指定のクラフトビールを購入し、開催日に配信されるプログラムを視聴するというもの。一般的にお堅いイメージのある国税庁が行っているイベントということもあり、SNSで注目を集めている。

  • 国税庁主催の「クラフトビール・オンラインフェス」とは
    国税庁主催の「クラフトビール・オンラインフェス」とは
  • 参加メーカー・ビアパプリスト第1回、第2回
    参加メーカー・ビアパプリスト第1回、第2回
  • 参加メーカー・ビアパプリスト第3回、第4回(画像は特設サイトより)
    参加メーカー・ビアパプリスト第3回、第4回(画像は特設サイトより)
  • 国税庁主催の「クラフトビール・オンラインフェス」とは
  • 参加メーカー・ビアパプリスト第1回、第2回
  • 参加メーカー・ビアパプリスト第3回、第4回(画像は特設サイトより)

「ちょっと惹かれる」「やばいフェス」

   国税庁主催のクラフトビール・オンラインフェスに対し、ツイッターでは

「国税庁とクラフトビールが全然繋がりが無さそうで逆に面白いですねー」
「クラフトビールが好きなので、ちょっと惹かれる...」
「ラインナップがすごくいい。少々面倒くささはあるものの、こだわりのクラフトビールが送料無料で手元に届くやばいフェスだった」

といった声が寄せられている。ただ、ユーザーの興味を集める一方で、参加方法やビールの購入法に対して「わかりにくい」との意見も散見された。

   なぜ国税庁はこのイベントを開催するに至ったのだろうか。J-CASTニュースは2020年1月8日、クラフトビール・オンラインフェス運営事務局(JTB コミュニケーションデザイン)の担当者を取材した。

   本イベントの開催は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、飲食店を中心に酒類の国内消費が大きく減少していることが背景にある。担当者によれば、クラフトビールに接する新しい消費者を増やし、「人の流れと町の賑わいの創出」と「地域経済の再活性化」を図ることが目的だという。

   主催は国税庁だが、運営業務はイベント企画・運営などを手掛けるJTB コミュニケーションデザイン(東京都港区)が担う。国税庁は「酒類業の所管官庁」であることから、主催になっている理由に関しては、

「感染症拡大の影響により苦しい状況にある酒類業界を支援するため、国税庁は令和2年度第一次補正予算で『酒類の国内消費回復・拡大支援事業』を措置しています。事業では消費者向けイベント等を実施することとし、本イベントはその趣旨のもと開催されます」(運営事務局の担当者)

   と説明した。

すでに申し込みを締め切るビールも

   イベントに参加するには特設ウェブサイトから事前申し込みが必要。手順は以下の通りだ。

(1)特設ウェブサイトから視聴する開催日を選択
(2)「この開催日のプログラムに参加する」をクリック
(3)プライバシーポリシーに同意
(4)クラフトビールの「購入予約先」など必要事項を記入し、申し込み
(5)運営事務局より参加登録メールが配信される。メールにはCBOF8888-0001などの予約番号が記載されている
(6)その予約番号をもって、メーカーのECサイト、もしくはビアパブ店舗に直接出向き、ビールを購入する
(7)ビールを飲みながら予約した日のセミナーを視聴(Zoomを使用予定)
(1)日付を選び、(2)プログラム参加(画像は特設サイトより、一部加工)
(1)日付を選び、(2)プログラム参加(画像は特設サイトより、一部加工)
(4)ビールを予約。予約番号が届いたらECサイトか店舗で購入
(4)ビールを予約。予約番号が届いたらECサイトか店舗で購入

   参加するのは公募によって集まったクラフトビールメーカー52社とビアパブ33店舗。本イベントではそれらをエリアごとに分け、「特集地域」として各開催日に予約できるようにしている。例えば1月23日は関東と中部、30日は近畿と中国・四国のメーカーもしくはビアパブのビールが購入できる。

   さらに予約したビールをECサイトで購入する場合は送料無料。店舗でテイクアウトする場合は「オンラインフェス特製グラウラー」が無料でもらえる。

   セミナーではクラフトビール有識者や、参加メーカー・ビアパブの担当者によるトークセッションを開催。参加者はセッションに参加しているメーカー等のビールを試飲しながら、セミナーを視聴する形となる。乾杯や質問コーナーでは、視聴者や出演者とコミュニケーションをとる機会もあるようだ。

   購入数は各メーカー・ビアパブにつき100人まで。全体的にビールの残数はまだ余裕があるようだが、12日18時に申込画面を見た限りでは、「Y.MARKET BREWING(ワイマーケットブルーイング)」(愛知県)や「OH!LA!HO BEER(オラホビール)」(長野県)など、すでに申込を締め切ったビールも見られた。

   イベントがツイッターで話題になっていることについて、担当者は、

「本イベントがツイッターで話題になり、注目されることは嬉しく思います。クラフトビール業界全体が注目され、さらなる発展・飛躍につながればと思っております」

としている。

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