2024年 4月 26日 (金)

故人の携帯解約に「1年かかった」 遺族ツイートが拡散...何があった?本人とソフトバンクに聞いた

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   身内が亡くなったが、携帯電話の解約に苦労して1年もかかったと、シンガーソングライターの事務局アカウントがツイッターで報告して、多くの関心を集めている。

   このアカウントが「S社」としていたのは、ソフトバンクのことだった。ツイートした所属事務所の代表に詳しく話を聞いたうえで、ソフトバンクにも取材した。

  • 身内の携帯解約に1年かかったわけは?(写真はイメージ)
    身内の携帯解約に1年かかったわけは?(写真はイメージ)
  • 身内の携帯解約に1年かかったわけは?(写真はイメージ)

訴訟をほのめかす書類も届いたと報告

   シンガーソングライターは、「恋が素敵な理由」などのヒット曲で知られる井上昌己(しょうこ)さん(51)だ。

   その事務局のアカウントでは2021年2月8日、「身内の連れ合い」が亡くなってから、1年もかかってやっと「S社」の携帯が解約できたとツイートを連投した。

   投稿によれば、まず、請求書にあった電話番号にかけてもパスワードが分からず、なかなかつながらなかったという。その後、オペレーターと電話で話すことができたが、すでに債権回収会社に請求書が回ったことを知ったという。

   死亡診断書を送るように言われたことから、本社に請求書とともに送付したが、連絡は来なかった。そして、黄色い封筒の督促状が来るようになり、訴訟をほのめかす書類も届いた。そこにあった電話番号にかけて事情を説明すると、ようやく了解してもらって請求の件は終わりになったそうだ。

   事務局のツイッターは「せめて死んだ場合の対処方法くらいは明記を」と訴えている。

   もっとも、ソフトバンクでは、よくあるご質問(FAQ)のページで「契約者、使用者死亡に伴う解約の手続き方法を教えてください」という質問に回答してはいる。そこでは、契約者の法定相続人(使用者の場合は契約者)がソフトバンクショップに来て、死亡診断書といった確認書類を提示するなどすれば解約できるとある。

   事務局側は、ソフトバンクショップに行って解約手続きをしようとしてもダメだったのだろうか。

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