2024年 4月 19日 (金)

菅義偉氏、野田佳彦氏の指摘に「私自身も大事だと思っている」 財政健全化で「かみ合った」新旧首相

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「財政も緊急事態」だと国民に説明すべき

   その上で、国民に「緊急事態宣言」にともなう協力を求めていることと合わせて、財政も「緊急事態」だと訴えた。

「財政出動はやむを得ないが、財政も緊急事態であるということは強く認識した上で、このことは国民の皆様にもご説明することは必要ではないか」

   菅氏は現時点での新型コロナに対応するための財政運営について「ご理解いただけると思う」とする一方で、財政健全化の重要性にも言及した。

「こうした大量の国債は、現在のところ、市場では低金利で、そして安定的に発行できているが、その根底には、我が国への経済財政運営に対する信認があると考えている。将来にわたって維持するためには、財政健全化の取り組み、ここを進めていくことは私自身も大事だと思っている」
「社会保障の持続可能性を高めるための改革、歳出、歳入両面の改革にしっかりと取り組んでいかなければならないという認識のもとに、今のご指摘というものをしっかり私どもも受け止めながら、経済財政というものを進めていきたい」

   政府は2025年度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)の黒字化を目指す。この点は麻生太郎財務相が1月18日の財政演説で言及したが、菅氏の施政方針演説では

「経済あっての財政との考え方の下、当面は感染症対策に全力を尽くし、経済再生に取り組むとともに、今後も改革を進める」

と述べるにとどめていた。

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