2024年 4月 25日 (木)

ロングセラー菓子「小枝」が「小技」に 一体なぜ?森永製菓に理由を聞いた

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   小枝(こえだ)かと思ったら、小技(こわざ)だった――。

   森永製菓(東京都港区)が販売するロングセラー菓子「小枝」。近頃発売されている商品では、パッケージが「小技」になっているものがあると話題を呼んでいる。

   何かの間違いにも思えるが、どういうことなのか。森永製菓に取材した。

  • 「小技」になってしまった「小枝」が話題に
    「小技」になってしまった「小枝」が話題に
  • 上が「小枝」で下が「小技」です
    上が「小枝」で下が「小技」です
  • 「小技」になってしまった「小枝」が話題に
  • 上が「小枝」で下が「小技」です

「小技...だと...!!?」「頭おかしくなったかと思った」

   「小枝」は1971年に販売を開始。その名の通り、小枝のような見た目が特徴なクランチチョコレートで、今年で発売50周年を迎えたロングセラー商品だ。21年5月からは、同じ森永製菓のお菓子「チョコボール」や「ダース」などとコラボした商品を販売している。

   そんな中、このところツイッター上では気になる投稿が相次いでいる。5月からコンビニ限定で売られているアイス「小枝アイスバー」(税込み162円)のパッケージが、「小技アイスバー」になっていたというのだ。念のためだが、「枝」が「技」になっている、という違いである。

   実際に「小技」を目の当たりにしたとみられるユーザーからは「小技...だと...!!?」「頭おかしくなったかと思った」など驚く投稿が相次いだ。

   「枝」と「技」――。確かにパッと見ただけでは紛らわしいが、何かの間違いではないのだろうか。

   J-CASTニュース編集部は5月31日、都内のコンビニを訪れた。アイス売り場を物色していると、「小枝アイスバー」が積まれた一角を発見。目を凝らしてよく見ると、「小枝アイスバー」の中に「小技アイスバー」が数本ほど紛れ込んでいるのを確認できた。

   さっそく「小技アイスバー」をレジに持っていき、購入した。しかし、レシートに印字されていたのは「モリナガコエダアイスバーバニラ」。どうやら、違うのはパッケージだけで、商品名自体は変わっていないようだった。

かつては森田剛も「小技」と間違える

   一体なぜ、「小枝」が「小技」になってしまったのだろうか。J-CASTニュースが5月31日、森永製菓の広報担当者に取材すると、次のような答えが返ってきた。

「小枝が発売50周年を迎えたことを、より多くのお客様に楽しく伝えるために考えたアイデアの一つです」

   実は「小枝アイスバー」のほか、今回の「小枝50周年」を記念した「小枝のダース」「小枝のチョコボール」「小枝のクッキー」でも、パッケージの「小枝」が「小技」と表記されているものがあるという。

   広報担当者は「小枝」を「小技」にするアイデアが浮かんだ経緯について、「コラボ品を展開する各ブランドの担当者と品質について打ち合わせする会議の中で、『小技が効いてるね(小枝だけに)』という発言があったのがきっかけです」と説明した。

   実は、今から20年ほど前、1999年に放送されていた小枝のテレビCMも、「小技」との紛らわしさを伝えるものだった。CMには風間俊介さんとV6・森田剛さんが出演。小枝を手に取り「これ好きなんだよな~小技」と言い間違える森田さんに、風間さんが「小技...小技...」と誤りを指摘できずオウム返しする内容だ。

   広報担当者はこのCMと今回の企画について「特別に意識したということはありません」としつつ、「当時を思い出したというお声も多くいただいており、長年にわたり小枝をご愛顧いただいていることを嬉しく思います」と思いを語った。

   なお、今回発売されている「小枝」50周年記念商品のうち「小技パッケージ」が占める割合については「非開示とさせていただきたく思います」とした。

(J-CASTニュース記者 佐藤庄之介)

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