東京五輪体操女子の韓国代表・呂書晶(ヨ・ソジュン、19)が、靴下姿でメダル授与式に臨んだ理由を明かした。本人がインスタグラムで伝えている。韓国体操初の親子2代メダル呂は、8月1日に行われた種目別跳馬で銅メダルを獲得。父の呂洪哲(ヨ・ホンチョル)氏は96年アトランタ五輪の跳馬で銀メダルを獲得しており、韓国体操初の親子2代でのメダル獲得となった。試合後に行われた表彰式には、金メダルのレベカ・アンドラデ(ブラジル)、銀メダルのミケイラ・スキナー(米国)らとともに参加し、笑顔でスリーショットに収まった。この表彰式で話題を集めたのは表彰台に上がった呂の足元だ。アンドラデ、スキナーらはシューズを履いて表彰台に上がったが、呂はシューズを履いておらず靴下のまま表彰台に上がりメダルを授与された。呂は16日にインスタグラムのストーリーズで表彰式でのいきさつについて明かした。呂「みんなはシューズを履いていたけど...」投稿によると、フォロワーからの「なぜ靴下姿で表彰台に上がったのか?」との問いに対して呂は「みんな(他のメダリスト)はシューズを履いていたけど私だけスリッパだったの。スリッパを履いたまま表彰台に上がるわけにはいかないと思った」と答えた。韓国メディア朝鮮日報の記事では呂がスリッパを履いて表彰台に上がった例が過去にないと判断し、靴下姿で表彰台に上がったと指摘している。インスタグラムの呂の回答に対して、フォロワーから「やはり東方礼儀の国らしい」「とても可愛い」「K-マナー」などのコメントが寄せられたという。